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今回は、英語の会話でよく使われるフレーズ 「Cut to the chase」 について解説します。この表現は、「前置きはいいから本題に入ろう!」 という意味で、要点をズバッと伝えるときに使える便利なフレーズ です。

ビジネスシーンや日常会話で、話が長くなりすぎたときにスパッと本題に移るために使えるので、ぜひマスターしましょう!


1. 『Cut to the chase』の意味とは?

「Cut to the chase」は、もともと映画業界 で使われていた表現です。昔の映画では、観客を飽きさせないために、前置きの長いシーンをカットして 「追跡シーン(chase scene)」に直接進めた ことが由来です。

そこから転じて、現在では**「前置きは省いて、要点を話す」「回りくどい話をやめて本題に入る」** という意味で使われるようになりました。


2. 『Cut to the chase』の使い方と例文

① 本題に入るとき

🔹 例文

  • We don’t have much time, so let’s cut to the chase.(時間がないので、本題に入りましょう。)
  • I appreciate the background information, but can you cut to the chase?(背景説明はありがたいけど、本題に入ってくれる?)

➡️ ミーティングやディスカッションで、時間を無駄にせず要点を伝えたいときに使えます!


② 話を簡潔にするよう促すとき

🔹 例文

  • You’re telling me a lot of details. Just cut to the chase!(すごく細かく話してるね。要点を言ってくれ!)
  • Instead of explaining everything, why don’t you just cut to the chase?(全部説明するんじゃなくて、要点だけ話せば?)

➡️ 相手が話を長くしているとき、「要点だけ教えて!」と言いたいときに使えます。


③ 自分で「簡潔に話す」と言うとき

🔹 例文

  • Let me cut to the chase: we need to make a decision now.(要点を言うと、今すぐ決断しなきゃいけない。)
  • To cut to the chase, I don’t think this plan will work.(端的に言うと、この計画はうまくいかないと思う。)

➡️ 余計な説明を省いて、「要するにこういうこと」と伝えたいときに使えます。


3. 『Cut to the chase』を使う時のポイント

カジュアルな場面やビジネスでも使える
「Cut to the chase」は、友達同士の会話でも使えますが、ビジネスシーンでも便利な表現です。特に会議や交渉などで、効率よく話を進めたいときに使えます。

少し強めの表現なので、場面を選んで使う
「Cut to the chase」は、話の流れをスピーディーにするための表現ですが、人によっては「せっかち」「冷たい」と感じることもあります。フォーマルな場では、「Let’s get to the point(要点に入りましょう)」の方がやわらかい印象になります。


4. 類似表現との違い

フレーズ意味使い方
Get to the point要点を話す「Cut to the chase」よりフォーマルで丁寧
Make a long story short話を簡潔にする自分の話を短くまとめるときに使う
Skip the details細かい話を省く詳細を飛ばして話すときに使う
Be direct率直に話すまわりくどい話を避ける

5. 練習問題:『Cut to the chase』を使ってみよう!

次の日本語を英語に訳してみましょう!

  1. 「前置きはいいから、本題に入ろう。」
  2. 「要点を言うと、私はこのプロジェクトに賛成できない。」
  3. 「時間がないから、簡潔に話してくれる?」

解答例:

  1. Let’s cut to the chase and get to the point.
  2. To cut to the chase, I don’t agree with this project.
  3. We don’t have much time, so can you cut to the chase?

6. まとめ

Cut to the chase」は、「要点を話す」「回りくどい話をやめる」 という意味で使える便利なフレーズです。

💡 ポイントをおさらい!
本題に入るとき → 「Let’s cut to the chase.」
話が長い相手に要点を促すとき → 「Just cut to the chase!」
ビジネスシーンでは「Get to the point」の方がフォーマルで丁寧

ぜひ、会話やビジネスの場面で 「Cut to the chase」 を使ってみてくださいね!