
今回は、日常英会話やカジュアルな場面でよく使われる「-wise」について解説します。この表現は「〜的な」「〜に関して」という意味で、日本語の「〜的な感覚」に近いニュアンスを持っています。使い方を覚えると、会話にちょっとしたカジュアルさや柔軟性を加えることができます!
1. 『-wise』とは?
「-wise」は、名詞や形容詞の後ろにつけることで、「その観点で」「その面において」という意味を表します。主にカジュアルな会話で使われますが、場面によってはフォーマルな文書にも適用できます。
基本の意味:
- 「〜に関して」
- 「〜の観点では」
- 「〜的には」
2. 『-wise』の使い方
① 状況を表す場合
「〜の面では」や「〜に関しては」という意味で使います。
- Weather-wise(天気的には)
例: “Weather-wise, it’s a perfect day for a picnic.”
→ 「天気的には、ピクニックにぴったりの日だね。」 - Health-wise(健康的には)
例: “Health-wise, I’ve been feeling much better lately.”
→ 「健康的には、最近すごく調子がいいよ。」
② 分野やトピックを示す場合
特定のテーマに関連付けて話すときに便利です。
- Career-wise(キャリア的には)
例: “Career-wise, this job offers a lot of opportunities.”
→ 「キャリア的には、この仕事はたくさんのチャンスを提供してくれる。」 - Money-wise(お金の面では)
例: “Money-wise, we need to be more careful with our spending.”
→ 「お金の面では、もっと支出に気をつける必要がある。」
③ 日常会話での応用
会話の中でカジュアルに使うことができます。
- Time-wise(時間的には)
例: “Time-wise, we’re running a bit late.”
→ 「時間的には、ちょっと遅れ気味だね。」 - Food-wise(食べ物に関して)
例: “Food-wise, this restaurant is amazing!”
→ 「食べ物に関して言えば、このレストランは最高だよ!」
3. 『-wise』を使うときの注意点
- カジュアルさに注意
「-wise」は非常にカジュアルな表現なので、フォーマルな場面では控えた方が良い場合があります。ビジネス文書や公式なメールでは、別の言い回しを使うとよいでしょう。
例:
❌ “Budget-wise, we need to cut costs.”
✅ “Regarding the budget, we need to cut costs.” - 言いすぎに注意
会話で「-wise」を乱用すると、少し幼稚な印象を与えることもあります。適度に使うのがポイントです。
4. 類似表現
「-wise」と同じように使える表現もたくさんあります。場面に応じて使い分けてみましょう。
- In terms of ~(〜の点では)
例: “In terms of budget, we’re doing fine.”
→ 「予算の点では、順調です。」 - With regard to ~(〜に関して)
例: “With regard to health, I’ve made significant improvements.”
→ 「健康に関しては、大きな進展がありました。」 - From the perspective of ~(〜の観点から)
例: “From the perspective of time, this project is well-planned.”
→ 「時間の観点から見れば、このプロジェクトはよく計画されています。」
5. 『-wise』をもっと練習しよう!
以下の例文で「-wise」を練習してみましょう。自分の生活に関連づけて使えるようになると、会話がぐっとスムーズになります!
- Style-wise(スタイル的には)
例: “Style-wise, this dress is very trendy.”
→ 「スタイル的には、このドレスはとても流行ってるね。」 - Performance-wise(性能的には)
例: “Performance-wise, this car is one of the best in its class.”
→ 「性能的には、この車は同クラスでトップクラスです。」 - Budget-wise(予算的には)
例: “Budget-wise, we need to find a cheaper alternative.”
→ 「予算的には、もっと安い代替案を探さないといけないね。」
6. まとめ
「-wise」は、「〜的な」「〜に関して」というニュアンスを簡単に付け加えられる便利な表現です。カジュアルな場面では特に使いやすく、さまざまな名詞につけることで柔軟に表現できます。ただし、フォーマルな場面では類似表現を使う方が適切な場合もあります。
ぜひ、日常会話や英語のメールで「-wise」を使ってみてくださいね!