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英語の社名表記で、”Ltd”、”Inc”、”Corp”などが存在しますが、これの違いについてご存知でしょうか。

コンマ(,)やピリオド(.)なども使われていて、なんだか分かりずらいですよね。

今回は、英語での会社表記についてご紹介いたします。

 

「会社」の種類とは?

会社の形態は大きく株式会社、合同会社、合名会社、合資会社の4つに分類され、そのうち、94%以上が株式会社と言われています。

株式会社の特徴は、株主は有限責任(会社が倒産した時、株主は自己資金で責任を負う必要がないと会社法で定められている)ことです。

それに沿って英語訳を当てはめると「limited liability company(有限責任会社)」となります。

 

上記を踏まえ、今回は、一番数の多い株式会社の表記についてご紹介します。

 

「Co.」

ピリオドは「省略」を表しています。

つまり「Co.」は「会社」を意味する「Company(カンパニー)」の省略形です。

事業形態のみを示す表現です。

 

「Limited.」 / 「LTD.」

イギリスでよく使われている表記です。

Limitedは「制限」「有限」という意味です。

「有限責任」がある、ということを意味し、つまり株式会社のことを表しています。

 

「Co., Ltd.」

Company Limitedの略です。

日本企業はこの表記をよく使っています。

先ほど紹介した表現の掛け合わせになるので、有限責任+会社=有限責任会社、つまりは株式会社を指します。

 

「Inc.」

「Incorporated」の略で、日本語にすると「登記済みの法人」「法人化された」「合同の」といった意味があります。

アメリカでよく使用されています。

 

「Corp.」

「Corporation」の略で、「法人」を意味します。

法律で定められた手続きをし、法人格が与えられた組織のことです。

「Corp.」のほかに、「Corp,.」「Corporation」と表記する会社もあります。

なお、「Corporation」は、「Incorporated」よりも広い範囲で会社を意味するため、

合弁会社や合資会社なども含まれます。

 

「K.K.」

日本のみで使わている表記です。

Kabushiki Kaisya (かぶしきかいしゃ)の頭文字をとった略語になります。

 

まとめ

いかがでしたか?

厳密に株式会社だったらこの表記でなければならない、と公式に決められているわけではないので区別しづらいですが、比較的大きな会社が使う表記や、国や地域によって定義が変わったりすることがあります。

それぞれ微妙なニュアンスの違いがあるので学習しながら身に付けていくのが良いかもしれませんね。