日常生活において誰に対しても、思いやりを持つこと、気を配ることはとても大切ですよね。英語では「思いやる」「気遣う」という言葉は直訳できない表現の一つなので、状況に応じて単語を使い分ける必要があります。
今回は「思いやる」「気遣う」の自然な英語表現をいくつかご紹介いたします。
Considerate
「considerate」は「思慮深い、配慮がはたらく、理解のある」といった意味を含み、日本語の「思いやり」や「気遣い」に近い表現として使われます。行動について「considerate」を使うと、その行動が「思いやりのある行動だった」という意味になります。
A considerate person.
思いやりのある人
Thank you for being so considerate.
お気遣いありがとうございます。
My flatmate was considerate and turned down the audio during my exam season.
同居人は、私がテスト期間中オーディオの音量を下げて気遣ってくれた。
Concern
「concern」は主に名詞で「関心事、懸案事項、気遣い」などの意味と、動詞では「興味がある、心配させる、関係する」などの意味があります。具合が悪い時に、心配して声をかけてくれた相手に対してお礼を言う、といった場面でよく耳にするフレーズです。
I appreciate your concern.
お心遣いに感謝いたします。
同じ意味合いで、「concern」 の他に「caring」も使うこともできます。
Thanks for caring.
Thank you for caring.
kind、kindness
「kind」「kindness」は「優しい」「親切な」といった親切心やいたわりのある思いやりを表現する時に使います。また、他の人を気遣うというニュアンスも含むことができます。他人に配慮ができ、良識を持って行動する人に対する一言にぴったりですね。
It is very kind of you.
とてもご親切に。(ありがとう)
Thank you for your kindness.
ご親切にありがとう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?この「思いやる」「気遣い」という表現、日本人の立ち振る舞いや常識などに深く関係している日本特有のニュアンスを含んだ言葉ですよね。
とても広い意味を持つため様々なシーンで使えますが、英語で表現する場合は使い分けが必要となります。是非この機会に単語の持つイメージとセットで確認してみてはいかがでしょうか。