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日本語にはたくさんの婉曲表現がありますよね。相手に不快な思いをさせないように、自身の要望や気持ちを伝えることについて日本人は長けているかもしれません。

一方、英語はシンプルで回りくどくなく、単刀直入なイメージがあるのではないでしょうか。しかしながら、実は英語にも婉曲表現つまり遠回しに物事を表現する習慣があります。

今回は、英語での婉曲表現をいくつかご紹介いたします。

 

①死に関する婉曲表現

日本語でも誰かが亡くなったとき、「死んだ」とは使いませんよね。代わりに、「亡くなった」などといった表現を使いますが、それは英語も同じです。

親族や知人の不幸事に対して「die」とは使いません。代わりに、「pass away」と表現します。

また、「God called him home.」などと言うと、「神様が彼を帰る場所にに呼んだ」となり、とても暖かい表現ができます。

<例文>

My grandfather died a few days ago.  父が先日死にました。

Better: My grandfather passed away a few days ago. 父が先日亡くなりました。

 

②見た目や障害に関する婉曲表現

太っている人を「デブ」ではなく「ふくよか」と表現したり、「お年寄り」を「年配の方」のように言いますよね。

日本語と同じで英語でも差別用語は避けましょう。

<例文>

He is fat. → He is a bit plump.

He is old.  →    He is an elderly person.

He is blind. → He is visually impaired. (「blind」は「盲目」という意味)

 

③あいにくですが~

趣味、食事、映画などの好みを聞かれた時、言い方ひとつで印象は変わります。

文頭に「 I’m afraid~」を加えることで、ストレートに物事を伝えるのではなく躊躇や謙遜、控えめな印象になります。

<例文>

I don’t like fish. → I’m afraid I don’t like fish.

 

④~するのはいかがでしょうか

「Why don’t you~?」は、提案や誘導するときに使う表現ですがカジュアルでストレートな言い方でもあります。

直接的な表現を控えて提案するときは仮定法(might)を使って柔らかい言い方がいいでしょう。

<例文>

Why don’t you come on Tuesday? →  It might be better if you could come on Tuesday.

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

英語でも繊細な話やフォーマルなシーンでは、ストレートな言い方を避けたいところです。

失礼がないように、婉曲表現についても是非学習してみるもの良いかもしれませんね。