英語の知識があまりない方でも、多くの方とって馴染みのある英単語「Yes」と「No」。なんとなく使っているということはありませんか?
実は、「Yes」と「No」にも正しい使い方があります。
今回は、意外と知られていない「Yes」と「No」の正しい使い方についてご紹介いたします。
早速ですが、ここで1つ例文を見てみましょう。
Aren’t you going to a super market?
あなたがスーパーに行く場合、この疑問文には「Yes」と「No」どちらで答えるのが正しいでしょうか?
答えは、「Yes, I am.」です。
文頭に否定形が来ているので、混乱してしまいがちですが、このように否定形を用いた疑問文のことを「否定形疑問文」といいます。
英語では疑問文の形式に関わらず、普通の疑問文または否定の疑問文に対する答え方はすべて同じようになります。
特に否定の疑問文に答える時には、混乱してしまいがちなので注意しましょう。
では、他の例文も見ていきましょう。
Isn’t this letter correct?
(これは、正しくないですよね?)
正しい時
Yes, it is correct.
(はい、正しいです)
正しくない時
No, it isn’t correct.
(いいえ、正しくないです)
ここでややこしいのが日本語で考えた時です。
否定形で質問された場合、正しければ「はい。(正しくありません)」と質問文に肯定で答えることが、日本語では一般的です。
日本語と英語で、どうして「Yes」と「No」が逆になるのでしょうか?
結論から言うと、英語では「自分主体で答えを言う」という考え方です。
例えば、
Do you like a dog?
(あなたは、犬が好きですか?)
日本語:いいえ、好きではありません。
英語:No, I don’t.
Don’t you like a dog?
(あなたは、動物が好きじゃないのですか?)
日本語:はい、好きではありません。
英語:No, I don’t.
日本語は、相手の質問に対して「はい」または「いいえ」、それぞれ回答方法を変える必要がありますね。
こう考えてみると、英語の「Yes」または「No」のほうがシンプルかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「Yes」と「No」は、誰もが知っている英単語だということもあり、細かい使用方法についてはあまり深く考えたことのない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
この機会に是非、少し立ち止まって、質問に対しての正しい回答ができるようになると良いかもしれませんね。