英語圏と聞いて、あなたはどの国を想像しますか?アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドあたりを想像された方が多いのではないでしょうか?
現在この地球上に約78億人が暮らしていますが、このうち英語話者は15億人以上と推定されています。これはつまり世界人口の約20%が英語を話すという驚異的な数字です。
しかし、この15億人の英語話者のうち、上記のような英語第一公用語圏のいわゆる「ネイティブスピーカー」は凡そ4億人に満たないと言われています。つまり、英語話者の7−8割以上はそれ以外の人々ということになります。
加えて、上記一般的に広く認知されている英語圏以外にも、英語を公用語の一つ、もしくは準公用語としている国々も数多くあります。米国植民の歴史のあるフィリピン、英国植民の歴史を持つインド、シンガポール、マレーシア、南アフリカ、ケニア等も英語圏であると言えます。
そして、世界の英語話者人口において、私たち日本に暮らす人々のように英語を外国語として学習する人口が最大のウェイトを占めていることは言うまでもありません。
これほど多種多様な文化的・社会的バックグラウンドを持つ人々に使用される英語が、当然「1種類」であるはずがありません。
同じ言語でも、異なった音声及び音韻的特徴、文法構造や語彙の差異、スペリングの違いに至るまで、世界には様々なタイプの英語「Englishes」が存在している事実があります。
以上を踏まえて、今後私たちが世界で英語を使用していく中で話す相手は、いわゆる「非ネイティブスピーカー」であることのほうが圧倒的に多いということになりますから、今のうちから多様なタイプの話者と英語を使用してコミュニケーションを取る訓練をしていきたいですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今や地球上全てがある種の「英語圏」であることがお分かりいただけたのではないでしょうか?
スパトレでは英語公用語圏であるフィリピンを始め、ポーランド、ブラジル、南アフリカ等様々なバックグラウンドを持つトレーナー陣が豊富に揃っています。是非色々なトレーナーのトレーニングを受講して「World Englishes」の感覚を磨いていただければ幸いです。