季節もすっかりと秋めいて、「だんだん寒くなってきた」と感じるこの季節。
さて、あなたならこれを英語でどのように表現しますか?
「~になる」を表現する際に、「become」という動詞を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。
もちろん、「~になる」を表現する際に「become」は超頻出です。しかし、表したい内容によってその他の表現を使い分ける必要があります。
そこで、今回は「~になる」を表現する7つの動詞をご紹介いたします。
become
「~になる」という意味でお馴染みの「become」は、長い時間をかけて起こる変化や成長によるものに対して用いることができます。
She became a lawyer after 3 years of working as a lawyer assistant.
3年間の弁護士アシスタントの仕事を経て、彼女は弁護士になった。
「become」の後ろには名詞、形容詞、過去分詞を用います。
get
「get」 は、特に口語表現で多く使用され、「become」のように時間軸をあまり気にすることなく用いることができます。
以下の例文をみてみましょう。
I got hungry.
お腹が空きました。
お腹すくには時間をかける必要がないですよね。「瞬発的に状態になる」というニュアンスが強いです。
It is getting cold.
寒くなってきました。
当記事冒頭で触れた、「だんだん寒くなってきたね」というのはこのように表現することができます。「get」を「getting」と現在進行形にすることで、「だんだんと」とういニュアンスを含ませることができます。
また、「get」は 「get + 名詞」の形では用いることができない点で注意が必要です。
grow
「grow」 には、「成長する」と意味があることをご存知の方も多いかもしれませんが、「grow」のあとに形容詞または「to + 動詞」を用いることで「~になる」という表現ができます。「get」よりは時間をかけて徐々に変化して「~になる」というニュアンスがあります。
The eastern sky was growing brighter.
空がだんだん明るくなってきました。
you will grow to love Natto someday.
君もいつか納豆が好きになるよ。
go
「go」 には、「行く」という意味がありますが、「物事や状況が悪い状態になる」というニュアンスで「~になる」という意味で用いることができます。
He went crazy when seeing his sister taking his money.
彼は彼の妹が彼のお金を盗んでいるのを見て気が狂った。
この場合の「go」は、形容詞と一緒に用いるのが一般的です。
come
「come」には、「来る」という意味がありますが、「go」とは対照的に「物事や状況が良い状態になる」というニュアンスで「~になる」という意味で用いることができます。もともと苦手だったもが好きになったり、何かができるようになった際に用いられます。「come」の後ろには不定詞または形容詞のみを用いることができます。
When you wish upon a star, your dreams come true.
星に願えば、あなたの夢は現実になる。
I came to understand why he said such a thing.
私はなぜ彼があんなことを言ったのかがわかった。
turn
「turn」には、「回転する、ターンする、向きを変える」などの意味がありますが、ここでは「全く違うものになる」という意味合いで用いることができます。冬から夏に季節が変わる場合、色、気温などが変わる場合に多く用いられます。
The weather turned really bad this afternoon.
午後になって天気がとても悪くなった。
The leaves of color turn yellow in every fall.
毎秋には、その木の葉は黄色になる。
fall
「fall」 には、「落ちる」などの意味がありますが、ここでは「急に~になる」という意味合いで用いることができます。
He fell sick.
彼は病気になった。
She fell angry when I came back to home.
彼女は私が帰宅した時に怒った。
まとめ
いかがでしたでしょうか?「~になる」と表現をしたいとき、「become」だけではなく物事や状況によって様々な表現を使い分ける必要があります。この機会に是非覚えておくと、表現の幅がより広がるかもしれませんね。