自分のあまり好きではないこと、好みではないことを伝える時に、あなたはどんな言葉を使いますか?
物事によってはとても嫌いだったり、少し好みではなかったり、それに対する感情の度合いがそれぞれ異なりますよね。英語でもそのニュアンスを伝えられるようになると、自分の感情をより的確に相手に伝えやすくなります。
そこで、今回は度合いで使い分ける様々な「嫌い」の表現をご紹介いたします。
I don’t like 〇〇
「I don’t like」は、「I like(私は好き)」の否定形で、「私は好きではない」の意味になります。このフレーズを聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。「I don’t like」は、大変よく使われる「嫌い」の表現の1つです。この表現は、単純に「好きではない」という感情を伝える際にぴったりな表現です。また、「really」を加えることでより嫌いの度合いを強くすることができます。
それでは、例文を見てみましょう。
I don’t like raw fish. – 私は生魚が好きではありません。
I really don’t like watching any sports game. – 私はスポーツ観戦が本当に好きではありません。
I hate 〇〇
「hate」には、「憎む、ひどく嫌う」という意味があります。もう予想ができている方もいらっしゃるかもしれませんが、「hate」は「嫌い」の度合いがとても強い表現です。これには、「ひどく忌み嫌う」というニュアンスがあります。単純に「嫌い」という感情を伝える場合ではすこし大げさであるためあまり用いられませんので、少し注意が必要です。
例文を見てみましょう。
I really hate Monday mornings. – 私は月曜日の朝が本当に嫌です。
I hate getting stuck in a traffic. – 私は渋滞に捕まるのが本当に嫌いだ。
I am not a fan of 〇〇
「I am not a fan of 〇〇」は、直訳すると「 私は〇〇のファンではありません。」ですが、これは「私は〇〇 があまり好きではない」という意味になります。このフレーズは、カジュアルに用いられる事が多く、幅広いシーンで使用することができます。例文を見てみましょう。
I am not a fan of spicy foods. – 私は辛い食べ物が好きではありません。
I am not a fan of living in a big city. – 私は都会に住むのが好きではありません。
〇〇 is not my favorite
「〇〇 is not my favorite」は、直訳すると「 〇〇は、私のお気に入りではありません。」ですが、これは「〇〇 は、あまり私の好みではない」という意味になります。このフレーズも、「I am a fan of 〇〇」同様に、幅広いシーンで使用することができます。
例文を見てみましょう。
Ramen is not my favorite. – ラーメンは、あまり好きではありません。
This is not my favorite. – それ、私はあまり好きではありません。
まとめ
いかがでしょうか?今回は度合いで使い分ける様々な「嫌い」の表現についてご紹介いたしました。
「好き」と同じように、「嫌い」、「好きではない」という感情を相手に伝えるシーンも多いですよね。ポジティブな「I like」や「I love」などどいう表現をご存知の方が多い一方で、ネガティブな感情についての表現に精通している方は少ないのではないでしょうか。相手により自分の感情を適切に表現するために、両方の表現をマスターしておくと便利ですね。是非これを機会に、ポジティブだけでなくネガティブな表現も使いこなせるようになっておくと役に立つかもしれません。