みなさんは「Clean」を使った英語表現をいくつご存知でしょうか?「Clean」単体ですと「掃除する、綺麗にする」といった意味がありますが、今回は「Clean」+ α の表現できるフレーズをいくつかご紹介致します。
1. 「Clean」と「Clean up」の違い
「Clean」と「Clean up」がどちらも「掃除する、綺麗にする」といった同様の意味として使われますが、「Clean up」の方がやり切った感じや全体を綺麗にしたといった感情を含めることができます。下記の例文をみてみましょう。
① I cleaned my room.
② I cleaned up my room.
どちらも「私は部屋を掃除しました」という例文ですが、①は部屋の一部を掃除しただけのような感じがしますが、②の「clean up」だと部屋全体を掃除したようなニュアンスとなります。
また「Clean up」には「掃除する」だけでなく「不正・汚職をなくす」「大儲けする」といった使い方もあるので併せて覚えておきましょう。
・He cleaned up at the casino yesterday. 彼は昨日カジノで大儲けした
2. 「Clean out」
「clean out」はモノをどかしたり、捨てたり、空っぽにするようなタイプの掃除を指します。「clean」の意味の中には「clean out」(空っぽにするような掃除)が含まれているので、置き換えることが可能ですが、逆は置き換えできない場合があるので注意が必要です。また「clean 人 out」 で「人を無一文にする、丸裸にする」などの意味にもなります。
・Please clean out the storeroom by the weekend. 週末までに納戸の荷物 片づけて下さいね
3. 「Clean up after」
「clean up after」はペットや人が汚したあとをきれいにする、つまり、後片付けをする、後始末をする、という意味で使われます。
・I’m fed up with cleaning up after you all the time. 私はいつもあなたの後片付けにうんざりしています
因みにですが、「Clean up after yourself.」でことわざの「飛ぶ鳥後を濁さず」となります。
(自分で作った汚れ・ちらかりは自分できれいにせよ、ということですね。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「Clean」を使った英語表現を3つご紹介いたしました。他にも「Clean」を使ったイディオムはたくさんあるので、興味があれば是非この機会にご自身でも調べてみてくださいね。