英会話でも超頻出の「as」。みなさんは、自信を持って使いこなせていますか?

「as」は、文章の意味や使われているシーンによって様々な意味に変化します。日本語に訳すとなかなか理解しづらいこの「as」ですが、性質を知ることで理解しやすくなります。

そこで、今回は「as」ついてご紹介いたします。

 

「as」の性質は「= (イコール)」

「as」は前置詞、接続詞、副詞などとして用いることができますが、基本的な性質は「= (イコール)」です。

「as」で、物事と物事をつなぐことで、それらを「= (イコール)」であることを表すことができます。例えば、「A as B」と言った場合「A = B」であるということです。まずこのニュアンスを知っておくと、「as」を理解しやすくなります。

それでは、以下で詳しく見ていきましょう。

 

接続詞としての 「as」

接続詞として用いられる「as」には、様々な意味を持たせることができます。

時間を表す 「as」 – 「〜しているとき、〜しながら」

「as」の前後にある文章が同じ時間で起きていることを示します。

I woke up as the sun comes up. – 私は日が昇った時に起きた。

→日が昇る時間と起床した時間が「= (イコール)」となります。

変化の具合を表す 「as」 – 「〜するにつれて」

As the time goes, the situation got better. – 時が経つに連れて、状況がよくなった。

→「As the time goes」と「the situation got better」が、「= (イコール)」となります。つまり、時間の変化と状況の具合がよくなることが同時に進行しています。

原因と理由をあわらす 「as」 – 「〜なので、〜だから」

Let’s go home, as it is late. もう遅いので、家に帰りましょう。

→「as」の後に続く文では、原因や理由を説明します。

譲歩を表す as – 「〜だけれど」

Child as he is, he is strong. – 彼は子供だけれど、強い。

→「child」と「strong」が、「= (イコール)」となります。このように文頭に置く名詞には冠詞を付けない点に注意が必要です。

状態を表す 「as」 – 「〜のように、〜どおりに」

Do as she told you to do.  – 彼女が言うようにしなさい。

→「Do」と「she told you to do」が、「= (イコール)」となります。

 

前置詞としての「as」

前置詞として用いられる場合でも、「=(イコール)」のニュアンスを持つことをお忘れなく。

as -「〜として」

She works at restaurant as a chef. -彼女はシェフとしてレストランで働いています。

→「She = chef」になります。

as – 「〜と、〜だと」

She regards him as a cool. – 彼女は彼をかっこいいと思っている。

→「Him = cool」になります。

 

原級比較としての「as」

as – 「…と同じくらい〜」

She runs as fast as he does. – 彼女は彼と同じぐらい足が速い。

→1つ目の「as」は副詞で、2つ目の「as」は接続詞です。「~と同じくらい」を表すことのできる原級比較級は、「as ◯◯ as」のフレーズとして覚えておくと便利ですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、日本語に訳すとなかなか理解しづらい「as」についてご紹介いたしました。「as」は、文面やシーンによって意味が変化しますが、「as」には「= (イコール)」のニュアンスがあるということを是非覚えておきましょう。大変便利な「as」、この機会にマスターしてみてはいかがでしょうか。