異動の挨拶をメールで送る時、メールに書く内容は「異動のお知らせ」「後任の紹介」「今までのお礼」の3つが基本となります。
今日はこの3つの内容を送る際のメール表現をご紹介します。
1.異動することをお知らせする
本文の始まりは、「~をお知らせします」「~をお知らせしたくご連絡を差し上げております」といったフレーズから始めましょう。
I would like to inform you that ~. ~についてお知らせします。
I am writing to inform you that ~. ~をお知らせしたくご連絡を差し上げております。
上記フレーズの”that”以下に異動について書きますが、異動前にメールを送るか、異動後に送るかで時制を使い分ける必要があります。
- I will be transferred to the London office, effective September 1.
9月1日付でロンドンオフィスへ異動します。 - As of January 1st, I will be transferred to our Tokyo headquarters.
私、この度、1月1日付で、東京本社に転勤することとなりました。 - I have transferred to the sales department as of April 1.
私は4月1日付で営業部に異動となりました。 - I would like to inform you that I have been assigned to the Customer Service Department.
カスタマーサービス部で、新しい任務に配属されましたことをお知らせいたします。 - I am pleased to inform you that I have been appointed a member of the HR department.
人事部の一員に任命されたことをお知らせいたします。 - I have been appointed as Managing director of Overseas Sales.
新しい職務は、海外営業部長です。
“as of○○”は「○○日付で」という意味で、○○の部分に日付を入れます。
“effective”は「(法律・契約などが)実施されて」「効力がある」といった意味があり、”effective ○○”で「○○日から異動が実施される」といった意味で伝えることができます。
2.後任の紹介
異動の挨拶の後は、下記の表現を使って自分の業務を引き継ぐ後任者の紹介をしましょう。
- Mr. Taro Suzuki will take over for me.
鈴木太郎が引き継ぎます。 - My replacement will be Mr. Taro Suzuki.
私の後任は鈴木太郎になります。 - He can be reached at 090-○○-○○○○ or 〇〇@○○.jp.
彼の連絡先は090-○○-○○○○、メールは〇〇@○○.jpです。
3.これまでのお礼を伝える
異動の挨拶と後任の紹介の他にお礼の言葉を添えてこれまでお世話になったことへの感謝を伝えましょう。
- I would like to thank you for your support over the last three years.
この3年間お世話になりありがとうございました。 - Thank you very much for all your support over the last several years.
ここ数年にわたるご支援、誠にありがとうございました。 - I appreciate your great help.
お世話になったことを心より感謝いたします。 - I would like to express my deepest appreciation for your support and cooperation.
ご支援とご協力に感謝を申し上げます。 - It has been a pleasure working with you. I hope that I will have the opportunity to work with you again.
仕事でご一緒できて光栄でした。また仕事でご一緒できることを願っております。 - I wish you well, and hope you succeed in all your future business.
ご多幸をお祈りし、貴社のご繁栄を願っております。 - Your continued assistance will be highly appreciated.
引き続きお力添えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 - Your kind and continuous cooperation will be very appreciated.
今後ともご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。異動の挨拶をする際には、異動日や新しい配属先、後任者の名前と連絡先などの他、感謝を伝えることが大切です。
この先も今まで接した人たちと一緒に仕事をするかもしれませんし、取引先になったり、上司になったりとどのように関わるかは分からないので、丁寧に誠意をもってご連絡をすると好印象ですね。
今日ご紹介した例文を参考にしてみてください。