「Treat」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。実はネイティブがとてもよく使う言葉の一つなのですが、皆さんは日常会話でスムーズに使いこなしていますか。本日は「Treat」について徹底分析して参ります。

「Treat」とは

「Treat」を動詞で使った場合の意味は大きく3つに分かれます。
意味:~にごちそうする、~を取り扱う、~を治療する
発音:[triːt]

1.「~にごちそうする」「ごちそう(名詞)」

It’s my treat.(私がおごるよ。)
I’ll treat you.(おごるよ。)
I’ll treat you to dinner.(夕食をごちそうするよ。)

これらの例文は、お会計の時によく見かける決まり文句ですね。

「To treat something / someone +形容詞」「treat 人 to」の形で「人に~をごちそうする、おごる」といった意味で使われます。過去形・過去分詞はそのままtreatedです。

I treat myself to cheese cake sometimes.(時々、“自分にごほうび”でチーズケーキを食べるの。)

*「Treat myself~」=「自分へのごほうび」と言えます。

2.「~を扱う」

「treat A as B」=「AをBのように扱う」
こちらは、人や物事を扱うときの姿勢や具体的なそのやり方を意味します。

She treats me like one of the family.(彼女は私を家族のように扱う。)

He treated the subject very briefly.(その問題をごく簡潔に論じた。)

Please treat this information as completely confidential.(この情報は完全な秘密裡に処理してください。)

She had the gift of making work a treat.(彼女には仕事を楽しいものにする生まれつきの才能があった。)

また、「treat ~ as urgent」で「〜を緊急の課題として扱う」、「treat ~ as a separate thing」で「〜を別物として扱う」という意味になります。後ろに副詞を伴って「treat ~ fairly」なら「〜を公正に取り扱う」です。その他「Unfairly, Poorly, Badly, Terribly, Fairly (very/ really) Well」のような副詞をつけることが可能です。

3.「~を治療する」

病気やケガに対しては、以下のように用います。

Is this medicine effective for treating rashes?(この薬は発疹に効果がありますか?)

Have you ever been treated for a serious illness?(重い病気で治療を受けたことはありますか?)

まとめ

「Treat」はTOEICでも頻出単語の一つで、特にPart 2〜7の選択肢や本文で出てきます。
「~を取り扱う」の意味を知っている人は多いと思いますが、「~にごちそうする」「~を治療する」の意味も併せて覚えておくと便利ですね。