皆さんは、「Here you go.」と「There you go.」というフレーズを聞いたことはありますか?
日常会話でも超頻出の表現ですが、意味を聞かれると戸惑ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、これら2つのフレーズについてご紹介いたします。
「Here you go.」と「There you go.」
これら2つのフレーズ、どちらも同様の意味で、日本語で言うところの「はい、どうぞ。」にあたります。
これら2つは大変類似していますが、ニュアンスの違いがありそれぞれ使い分ける必要があります。
これらの違いを理解する際に、2つの基準を知っておくと便利です。
基準①「距離感」
「はい、どうぞ。」と、渡す物が話し手から近い場合は、「Here you go」、やや距離がある場合は、「There you go」を用います。
近い・遠いなどの基準は人ぞれぞれですが、物が目の前にある場合は、「Here you go」、手を伸ばすぐらいの距離感の場合は、「There you go」を用いることが一般的です。
基準②「物が動いているか止まっているか」
例えば、レストランで店員さんが料理を差し出す時(つまり料理が動いている場合)は、「Here you go(はい、どうぞ)」と言い、テーブルに置いた後(つまり料理が停止している場合)に「There you go(どうぞ、召し上がれ)」のように用いることができます。
とっても使える「There you go」
「There you go」は、上記の用法以外にも日常会話で多く用いられます。
①よくやった=great job
・There you go! You made it. (よくやった!出来たね!)
②その通り=exactly
・There you go, you got me right. (その通り。私を正しく理解したね。)
③それでいいよ=you are doing right.
There you go, you are getting better. (そうそうその調子。よくなってきているよ。)
④ほら、またやった(言った)
・There he goes again, not answering question. (彼ったら、また質問に答えないんだから。)
まとめ
いかがでしたでしようか。今回は、日常会話でも超頻出の「Here you go」と「There you go」についてご紹介いたしました。
大変似ている表現で、これらを混同してしまう方も少なくないのではないでしょうか。是非この機会にそれぞれのニュアンスを覚えておくと便利かもしれませんね。