ビジネスシーンなどの主にフォーマルな場面で何かを説明する際に、「理論的に」という表現をすることがありますね。
この「理論的に」を英語では”theoretically” と表現することができます。一見すると長くて難しそうな単語ですが、日本語でも使われている「セオリー/theory(理論・仮説)」の副詞形です。
今回は事実や現象を説明する際に使える”theoretically”についてご紹介いたします。
“theoretically“について
まず、”theoretically”には以下2つの意味があります。使い方は大変類似しており混合しがちですが、意味に大きな違いがあるので気を付けて注意が必要です。
1.理論的に
In some cases, articles are more theoretically focused.
記事はよっては、理論的に焦点を当てている場合もあります。
That was theoretically clear.
理論的に明らかだった。
*上記の使い方であれば直訳のまま理解することができます。また、理論に基づいた内容を話す際に使用します。
2.理論的には
It’s theoretically possible, but it’s hard to put into practice.
それは理論的には可能だが、実践に移すのは難しい。
I think he was right theoretically, but he should talk with her more.
彼は理論的には正しいけれど、もっと彼女と話すべきじゃないかな。
Theoretically, employees could be liable for the whole amount.
理論的には、従業員は全額の責任を負う可能性があります。
*こちらの使い方は、”1. 理論的に” の使い方と1文字のみの違いですが否定的な意味が含まれていますね。敢えて “theoretically” を使う事で皮肉な言い方にも使用でき、日常的によく使用される用法となります。
まとめ
今回は理論的に説明したい際に使える ”theoretically” をご紹介いたしました。”the”の発音が難しいのですが、このような単語を覚える事で、表現やコミュニケーションの幅が広がります。是非、習得して使用してみてはいかがでしょうか。