英語の動詞には「自動詞」と「他動詞」がある、というのは聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、意外とわかっていると思っていてもと説明できない、という方も少なくないかもしれません。
今回はどのような違いがあるのか確認してみましょう。今後の英語学習、英会話でもきっと役に立つこと間違いなしです。
「自動詞」とは?
自動詞とは読んで自の如く「自分だけで意味が成り立つ動詞」です。
例えば、「I swim」のように目的語がありませんが、文章として成り立っていますよね。
自動詞とは、目的語がなくても「自分だけで動詞として成り立つ」というものです。
他の例で言うと、
He stands.
I went.
We arrived.
のように主語と動詞だけで成り立ちます。
上記のような自動詞の後には普通「前置詞+名詞」を加えます。例えば、
We arrived at the Central Park.
I went to his concert.
など、皆さんもよく口にする、耳にする文ではないでしょうか。
「他動詞」とは?
他動詞も同じく読んで字の如く、「“他”のもの(目的語)を必要とする動詞」です。
例えば、「I give」だけですと文章として成り立っていませんよね。
以下の文章のように目的語がない場合、「何をあげたの?何を食べたの?」と意味が通らないことが分かります。
I gave the candies.
We ate pizza.
両方で使えるケースも?
上記で2つのタイプで見ていきましたが、実は動詞には自動詞・他動詞両者として用いることのできるものもあります。
例えば、「move」や「run」などがあります。
I just moved out. 「自動詞」
I moved the garbage cans to the alley in this morning. 「他動詞」
例文の前者のケースは、「引っ越したばかりです。」と目的語が入っていませんが、後者のケースは、「今朝、ゴミを玄関先に出した。」と目的語が必要になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。少しでも「自動詞」と、「他動詞」の見分け方のコツが掴めたのではないでしょうか。
両方あるケースもあり混乱してしまうこともあるかもしれませんが、それぞれ文章の意味が異なってくるので学習のたびに確認してみてくださいね。