【単語】単語によって覚える内容は異なる?! 最新研究に基づく効果的な単語学習方法とは
英単語を覚えるのに苦戦していませんか?何千語もある単語をただひたすら暗記する作業は地味で、挫折しまいがちですよね。皆さんは単語を覚えるときにどのような方法を用いているでしょうか?
単語の学習は様々な方法があるからこそ、何を信じて良いかわからなくなりがちです。今回は最新研究に基づく効率的な単語学習方法をご紹介いたします。
- 全ての単語|音声を使って学習語学の学習では音声を使った学習が不可欠です。応用言語学でいう「アコモデーション理論」によると、相手に近付こうとすると相手に近い喋り方口になり、逆に「自分は相手とは違う」という気持ちがあると相手と異なる話し方になっていくとされています。発音をよくするためには、音声を聞くだけでなく、なるべく音を真似て発声してみてください。
- 専門語|和訳を記憶光合成(photosynthesis)酸素(oxygen)のような専門語は母語訳(和訳)をつかって記憶するとすぐに意味がわかり記憶にも定着しやすいことが研究により明らかにされています。(Laufer & Shmueli, 1997)
ビジネスや趣味などの専門的な用語は日本語であってもその単語自体を理解するのに時間がかかってしまうかと思います。そういった単語は和訳を覚えるだけで十分です。これまでの研究でもその知識がライティングやリーディングなどで使用できることが示されています。(Webb, 2009) - 専門用語以外|品詞・語法・熟語を記憶、意味は中心的な意味をつかめればOK専門用語以外は品詞・語法・熟語まで覚えることをオススメします。
ただし意味については全て丸暗記する必要はありません。単語の持つ中心的な意味をつかめればOKです。
例えばdrawであれば中心的な意味「引く」です。和訳は中心的な意味と以下のような関係を持ちます。
中心的な意味をつかむことで、複数の意味を持つ単語(多義語)でも効率的に習得することができます。
オススメの本は以下です
・えいごのもと 60単語で「イメージ力」を身につける【スパトレ対応教材】
・イメージでわかる表現英単語
まとめ
単語によってどこまで学ぶべきか、どう学ぶべきか、仕分けをして学習に取り組むことで効果的に学習が可能です。音声を使うこと、専門語は和訳、それ以外の日常会話などで使う単語については品詞・語法・熟語+中心的な意味の習得までということを忘れずに、英語の習得に取り組んでみましょう。
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