あなたは「still」と「yet」の違いを自信を持って説明できますか?

これら2つはどちらも「まだ」と訳されることが一般的ですが、実はニュアンスの違いがありそれぞれ使い分ける必要があります。

今回は「still」と「yet」についてご紹介いたします。

 

「still」

「still」は「今までのところまだ」、「今もなお」という意味です。これは、「既に起きていて、それが変わらずに続いていること」を表す際に用いられます。

肯定文で使用される場合、「まだ(〜が続いている)」という意味になり、否定文で使用される場合、「まだ(〜でない)」という意味になります。

以下の例文を見てみましょう。

It is still raining. – まだ雨が降っています。

He is still very young. – 彼はまだ若い。

This road is still under construction. – この道路はまだ工事中だ。

It’s October now but it’s still hot. – もう10月ですが、まだ暑いです。

The item is not still shipped. – 商品がまだ発送されていません。

 

「yet」

「yet」は「まだ」、「まだ~ない」、「まだ~していない」という意味です。これは、「まだ起きていない事」を表す際に用いられます。

「have not + 動詞の過去分詞 + yet」のように用いられることが多いです。

以下の例文を見てみましょう。

She has not arrived here yet. – 彼女はまだ到着していません。

They have not responded me yet. – 彼はまだ返事が返ってきていません。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「still」と「yet」のニュアンスについてご紹介いたしました。

「still」は「変わっていない、まだ続いている状態」、「yet」は「まだ起きていない事」を表現する際に用いられるのですね。

日本語では一言に「まだ」と言うことができますが、英語の場合それが「既に起こっていることなのかどうか」によって用いる単語が変わります。

「still」と「yet」はどちらも超頻出です。是非この機会に正しいニュアンスを確認して、マスターしてみてはいかがでしょうか。