あなたなら英語で「仕事」をどのように表現しますか?
“Work”? ”Job”? ”Occupation”という表現もできますね。いずれも正解ですが、これらにはニュアンスの違いがありそれぞれ使い分ける必要があります。
今回は、「仕事」の意味する英単語についていくつかご紹介いたします。
Work
馴染みのある単語ではありますが、ここで意味を整理してみましょう。
動詞と名詞として使うことができる単語で、動詞の際は「働く」というイメージ通りのニュアンスです。
しかし、名詞になると「仕事」そのものというよりは「やらなければならないこと」「日々のタスク」「それらの成果物」といった意味で用いられることが一般的です。
つまり、「Work=勤務(会社などにつとめて仕事をすること)」にならない場合があります。
以下、例文を見てみましょう。
(例1)「働く」
A: What do you do? 「何の仕事をしているんですか?」
B: I work for the car company as a product manager. 「自動車会社でプロダクトマネージャーとして働いています。」
(例2)「やらなければならないこと」「日々のタスク」
A: What’s your plan today John? I want to go for lunch with you. 「ジョン、今日の予定は?ランチに誘おうと思ったんだけど。」
B: Well, I have to pass that today because I get tons of works to do by this weekend. 「うーん、今日は無理かな。週末までにやらなければならないタスクが山積みでね。」
(例3)「成果物・作品」
His dedication to the music ended up in the best work of the year and won the Grammy prize. 「彼の音楽に対する努力が、その年一番の作品を生み出し、グラミー賞を勝ち取った。」
Job
主に「対価・報酬の支払われる仕事」を意味する名詞です。
つまり、”Job”は無償のボランティア活動などには用いらません。
(例)
A: I got a new job! 「新しい仕事を見つけた!」
B: That’s great to hear that. What types of job you got? 「おめでとう、どんな仕事なの?」
A: Something related to the movie industry. 「映画業界に関する仕事だよ。」
Occupation / Profession
上記した2つの単語よりもかなりフォーマルな言い回しです。
口語で使う機会はほとんどなく書類や履歴書等でしばしば見られます。例えば、空港で書く入国書類やVISAの申請書類などで用いられるのがこれらの表現です。
また、”Proffesion”は特に医者や弁護士など、資格や学位を要する専門性の高い職業のみを指します。
まとめ
いかがだったでしょうか。
単に「仕事」を意味する単語でも、ニュアンスやシーンによって使い分けが必要になる点で少し注意が必要ですね。
馴染みのある単語でもニュアンスや意味を是非この機会に今一度確認してみてはいかがでしょうか。