日本では対面の挨拶ではお辞儀が主に使われますが、すでに皆さんご存じのとおり、海外のほとんどの国ではお辞儀は使われません。
欧米では特に握手が主な挨拶として用いられています。日本ではあまり握手で挨拶をするという馴染みがないので、もちろん国によってマナーは若干の違いがありますが、今回は一般的なNGな握手の仕方をご紹介いたします。
挨拶をする際の握手について
を英語ではshaking hand もしくは、a handshake といいます。これはアメリカ英語でも、イギリス英語でも共通です。
初対面の場合は、まずは挨拶 Good MorninigやGood Afternoonと目をみながら挨拶を交わしながら握手します。
相手が目上の人や女性の場合は手を差し出すのを待ってから、自らも手を出すように心がけると良いでしょう。ただビジネスシーンの場合は、日本人は握手を用いないでお辞儀をすると相手がご存じのケースもあり、握手ではなく、お辞儀をしてくれる場面も多々あるようです。
よくある失敗が、つい癖でお辞儀をしながら握手をする、両手をだして握手をする、ということがありますが、これはNGです。特にビジネスシーンでビジネスパートナーなどの場合は、自信をもって堂々と手を出し、相手の目を見ながらある程度の握力で握って挨拶をかわしましょう。
握力も重要で、あまりに弱いと自信がなそうに感じることもあるようで、交渉やビジネスをすすめる上で自信を表すことは信頼にもつながりますので、ある程度の握力でしっかり握手しましょう。握手しながらMy Name is~と名を名乗ります、そして握手の後に名刺を交換します。
握手の距離感は国によって違ってきますが、アメリカはイギリスよりも近距離で力強く握手をすることが多いようです。イギリスは少し距離をおいてあまり強くない握手が通例の様です。また相手が女性の場合も強すぎない握手が重要です。また握手した手を振るケースを振らないケースも国によってケースバイケースの事もあり、最低限の握手のNG項目を知っている上で、あとは相手の様子を見ながら対応できるといいですね。
握手の手を放す際には、
Nice to meet you.
I am glad to meet you.
How do you do.
など、初めましての表現を使って、握手の終わりをスムーズに行いましょう。
はじめましての場合でないときはHow are you doing?などと近況を聞きながら手を放すなど、スムーズに一連の流れを行えるとといいですね。
挨拶をする上でNGなこと
まとめると以下のような握手がNGになります。
〇握力があまりに弱い握手
〇相手の目を見ずに握手する
〇両手で握手する
〇お辞儀しながら握手する
〇名刺交換を先にしてからの握手
まとめ
いかがでしたか、握手はあまり日本人は慣れていないのですが、海外のビジネスシーンにおいては避けては通れない儀礼となっておりますので、まずはNG項目を確認してスムーズに行えるようになるといいですね。
また、国や宗教によって差し出す手が決まっている場合や、文化の違いで握手そのものがNG等ある国もあるので、お互いに尊重し合いながら儀礼をまなんでいけるといいですね。よく日本人のお辞儀が海外のTVで揶揄されているシーンがありますが、あれも日本人としてあまり気持ちの良いものではありませんし、お辞儀もとても文化的にも意味のある儀礼です。
お互いにその国の文化や儀礼を尊重する姿勢をもって気持ちよくスムーズにそのシーンや相手に合った挨拶をする姿勢が大切ですね。