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日本と同様に世界には人々が人生の中で学んだ真理を表すことわざがあります。

日本語の会話でことわざを口にする機会はあまりありませんが、英語では日常会話や新聞の記事、映画などにおいて日常的に使われるため、覚えておきたい表現も多く存在します。

今回は、日本語でも存在する有名なことわざをいくつかご紹介いたします。

◆The early bird catches the worm.

直訳すれば「早起きの鳥は虫を捕える」です。

他の鳥より早く起きる鳥は虫にありつける可能性が高くなる。つまり「早起きすれば得する」という意味ですね。

 

日本語では「早起きは三文の徳」

早起きの人のことを”You are an early bird(早起きだね)”という表現もあります。

 

◆Kill two birds with one stone.

直訳は「一つの石で二羽の鳥を仕留める」

これは文字通り、そのままなので分かりやすいですね。英語からきたことわざだそうです。

 

日本語では「一石二鳥」

 

◆Failure teaches success.

直訳は「失敗は成功を教える」となりますね。

「失敗という教えが成功を生む」という表現で、日本語でも同じような表現をしますね。

 

日本語では「失敗は成功のもと」

 

別の表現で、訳すると同じ意味が当てはまるものもあります。

‐Every mistake is a stepping stone towards success

Learn from your mistakes

 You can’t learn if you don’t make mistakes

 

◆After a storm comes a calm.

calmは「静けさ」「平穏」という意味。直訳は「嵐の後に静けさがくる」となります。

ごたごたしたもめごとなどが起こった後は、かえって物事が落ち着いてよい結果になる、という例えですね。

 

日本語では「雨降って地固まる」

 

◆Out of the mouth comes evil.

直訳は「口から災いが出る」となります。

evilは「悪事」「災い」という名詞の意味があります。

 

語順が入れ替わっている、倒置構文が使われていますが、日本語でも一緒ですね。

 

日本語では「口は災いの元」

 

◆Seeing is believing.

「見ることは信じること」という意味ですね。

裏を返すと「見るまでは信じることができない」となります。

 

日本語では「百聞は一見にしかず」

 

「see」は「見る」を意味し、「believe」は「信じる」。動詞の語尾に「-ing」がつくことによって、

それぞれが名詞となっています。

 

まとめ

日本語でも聞いたことのあることわざがあることに気が付かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

英語圏特有の発想から生まれたことわざもあるので、

共通点と違いを考えてみたり、日本語訳を想像したりしてみたりすると文化背景も見え、大変面白いですね。

 

ちなみに、ことわざは英語で”saying”もしくは”proverb”と言います。

sayingには、有名な「言い回し」のこと。

真実を表すものもあれば考えを述べるだけのものもあり、日本語での「言い習わし」に近い感じの言葉になります。

proverbは、世間一般が認める事実や真理を言い表したもので、日本語の「ことわざ」や「格言」にあたります。

 

楽しんで覚えられると思うので、少しずつ覚えて是非実践で使ってみてはいかがでしょうか。