皆さんは“Run into…”や“Come across…” という表現をご存知ですか?
どちらも「偶然に出会う」「鉢合わせする」「衝突する」といった意味を持つイディオムですが、それぞれニュアンスが異なるため使い分ける必要があります。
今回は“Run into”と “Come across”についてご紹介いたします。
Run into
意味は上記でお伝えした「偶然出会う」、「衝突する」です。
使える場面が限られている点で注意が必要です。
この場合、目的語の対象が「人」であり、且つ、相手の意識が自分の方に向いているようなイメージの場合、”Run into…”を用いることができます。
また、”bump into”や“encounter”で言い換えることが出来ます。
例:
I ran into Mike 2 days ago at the supermarket. (マイクに二日前、スーパーで偶然会ったよ。)
I bumped into my colleagues at the mall yesterday. (同僚に昨日モールでばったり会ったよ。)
Come across
“Run into”と同じく「偶然出くわす」、「遭遇する」という意味を持ちますが、その他にも「~という印象を与える」という意味もあります。
対象は「物」や「出来事」に対して使うことが一般的ですが、場合によっては「人」にも使えます。
相手を「人材」として捉え話す時や、相手側の意識がこちらに向いていない状況の場合が値します。
それ以外のシーンで人に対し、”Come across…”を使うと失礼になりますので、注意しましょう。
その他、対象が「物」の場合、“Find”で言い表すことも可能です。
その際、“by chance”, “by accident” (偶然に、たまたま~する) などを付け加えると、より状況が鮮明になります。
例:
I found $10 by chance from closet while cleaning. (掃除をしてたら10ドル見つけた。)
I came across a famous painter at the gallery last week. (有名な画家を美術館で先週見かけた。)
Lisa came across as a cheerful person. (リサは明るそうな人だね。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
“Run into”と “Come across”は、どちらも「偶然に出会う」「鉢合わせする」「衝突する」といった意味を持つイディオムですが、「目的語となるの対象の違い」があるのですね。
日常会話でも超頻出の表現ですので、ぜひ使ってみてくださいね。