和製英語でもあるrestaurantは、飲食店の意味として広く使われると思いますが、実は他にも飲食店を表す言葉があります。
今日は、様々な形態の飲食店を表す単語を、種類に分けて紹介いたします。
Restaurant
カタカナの感覚に近く最もよく使われている言葉です。
その中でイタリアン(Italian restaurant)やフレンチ(French restaurant)などの種類に分けられます。
また、日本のファミレスは基本的にチェーン店でカジュアルに利用できるので、chain restaurantと言ったり、casual restaurantなどと言います。
日本では一般的にレストランには分類されないファーストフード店も、fast-food restaurantと表現できます。
例文:I went to a sushi restaurant. (私は寿司屋に行った。)
Eatery
あらゆる形態・ジャンルの食べ物を提供するお店を総称して呼びます。
一般的にはrestaurantと同義語と考えて良いです。
TOEICの公式問題集でも頻出する単語です。
例文:Let’s eat out at a new eatery on the corner. (角にある新しいレストランで外食しよう。)
Diner
アメリカの大衆食堂的な位置づけです。
列車の食堂車の形をしたレストランという意味合いがあります。
誰でも利用でき、夜遅くまで営業していて、食事もできるし、珈琲だけでも大丈夫、といった使い勝手の良いお店です。
また、Dinerという単語には「食事する人」という意味もあります。
例文:Waffle house is an exceptional 24hour diner. (ワッフル ハウスは素晴らしい24時間営業 レストランです。)
Bar/Pub
酒類を提供するお店を指しますが、BarとPubの違いやその定義は、国や文化によって異なるようです。
Pubは元々イギリス発祥で、Public Houseの略であり、地域の人たちの「社交の場」という存在でした。
一方、Barは食事をする場所というよりは飲みに行く場所です。お酒を提供するレストランの一角を、Barと呼んだりしますね。
日本の居酒屋は、Japanese bar restaurantやJapanese style pubと表せます。(最近はIzakayaの固有名詞も海外で浸透してきています。)
例文:I often go out for a pub lunch. (よくパブランチを食べに行きます。)
Cafe/Coffee shop
カフェや喫茶店のことを指しますが、コーヒーに比重を置いているCoffe shopと比べると、Cafeでは食事も提供されるイメージです。
日本語のカフェと異なり、英語での発音はcafé と後ろにアクセントがつきますので注意しましょう。
例文:Let’s get a cup of coffee at the café. (カフェでコーヒーでも飲みましょう。)
Food stand/stall
出店や屋台、露店のことを指します。
トラックで移動販売を行う「キッチンカー」は food truck、catering van などと呼ばれています。
例文:Food stalls line the parking lot on festival days. (祭りの日には、食べ物の屋台が駐車場に立ち並びます。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。和製英語で通じる場面もありますが、このような使い分けが出来るとより相手に伝わりやすいですね。