英語において、reply、response、answerはいずれも「返答」という意味を持ちますが、使い分けには微妙な違いがあります。
本日は、reply、response、answerの使い分けについて解説します。
Replyの使い方について
“reply”とは、メッセージや質問に対して即座に答えることを指します。
動詞として使われ、名詞では「返事」「答え」を意味します。
例文: “I sent an email to my boss and he replied within minutes.”
(上司にメールを送信したところ、数分以内に返信がありました。)
Responseの使い方について
“response”は、より広い範囲のトピックや問題に対する返答を指します。
動詞では”respond”になり、名詞・動詞共に、相手からの依頼や質問に反応することに使われる表現です。
例文: “The company’s response to the customer complaints was swift and thorough, addressing each concern individually.”
(顧客の苦情に対する同社の対応は迅速かつ徹底的で、各懸念事項に個別に対応していました。)
※”reply”と”response”は、よく似た意味を持ちますが、微妙なニュアンスの違いがあります。
以下の例文のように、”reply”は相手に対して返事すること、”response”は相手に対して反応することを意味します。
例文: “He replied to the email with a simple ‘yes’ or ‘no’, but his response to the issue was more detailed and thoughtful.”
(彼はシンプルに「はい」または「いいえ」でメールに返信しましたが、問題に対する彼の反応はより詳細で思慮深いものでした。)
Answer
“answer”は、明確な質問や問題に対する答えを指します。
名詞として使われたり、自動し・他動詞として「〜に答える」「〜と返事する」などの意味で使われます。
例文: “I asked my teacher for the answer to the math problem, and she gave me a detailed explanation.”
(数学の問題の答えを先生に聞いたら、詳しく説明してくれました。)
※”answer”と”response”は、似た意味を持つ場合がありますが、”answer”はより具体的な質問に回答することを意味します。
一方、”response”は、相手から答えを期待されて呼びかけられた際に、それに対して返答する時に使われます。
例文: “The politician’s response to the question about healthcare policy was vague and general, but her answer to the question about specific funding was clear and detailed.”
(医療政策に関する質問に対するその政治家の回答は曖昧で一般的でしたが、具体的な資金調達に関する質問に対する彼女の回答は明確かつ詳細でした。)
まとめ
いかがでしたか。これらの単語の微妙な違いを理解することで、相手とのコミュニケーションをスムーズに進められるようになると良いですよね。参考になれば幸いです。