あなたなら、「断る」「拒絶する」をどのように英語で表現しますか?
「reject」?もちろん正解です。その他にも、「refuse」「decline」などがあります。これら「reject」「refuse」「decline」は、ほぼ同義語として用いられる場合もありますが、状況やニュアンスによってそれぞれ使い分ける必要があります。
そこで、今回は混合しやすい「refuse」「decline」「reject」についてご紹介いたします。
「reject」
「reject」は、これら3つの動詞の中で一番「断る」の意味合いが強い表現となります。依頼や申し出をきっぱりと「断る」、「却下する」、「否認する」といった意味を持ちます。
以下の例文をみてみましょう。
My credit card application was rejected. – 私のクレジットカードの申請は、却下された。
She rejected my help. – 彼女は、私の助けを受け入れなかった。
My application got rejected by the school I applied. - 私の志願書は、応募した学校に受け入れられなかった。
「refuse」
「refuse」は、「reject」と同様に物事や申し出を断るという意味ですが、「reject」よりも柔らかい表現となります。また、「refuse」の対義語は「accept」ですので、この機会に合わせて覚えておくと便利ですね。
以下の例文を見てみましょう。
She refused to clean her room. – 彼女は、部屋掃除を拒んだ。
I asked him to come but he refused. – 私は彼にに来るように頼んだが、彼は断った。
I refused the request. - 私はリクエストを断りました。
「decline」
「decline」は、上記2つと同様の意味ですが、「refuse」よりも更に柔らかく、丁寧な表現となります。「丁寧に断る、辞退する、拒否する」といったニュアンスがあり、「reject」のような「拒絶する」というニュアンスを排除することができます。
以下の例文をみてみましょう。
She declined the job offer. – 彼女は内定を辞退した。
His credit card got declined. – 彼のクレジットカードは拒否されました。
I decline to accept. – 私は受け入れることを断った。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、「断る」「拒絶する」を表現する「refuse」「decline」「reject」についてご紹介いたしました。
それぞれほぼ同様の意味を持ちますが、ニュアンスが異なるため用いる際には注意が必要です。それぞれ超頻出の表現となりますので、この機会に是非どのようなシーンや状況で使い分けられているかなどを意識して学習するとより理解が深まるかもしれませんね。