英文には様々な句読点が登場しますよね。
日本語では使わない記号も多いので、どのような意味なのか曖昧になってしまっている人も少なくないのではないでしょうか。
今回はコロン(:)とセミコロン(;)など、 英語の句読点の基本種類と使い方についてご紹介いたします。
◆ピリオド(.)
まずは「.」です。これはピリオドと呼ばれ、日本語でいう「。」と同じ意味合いを持ちます。文章の終わりにつけ、文章を区切ります。
ピリオドにはもう一つの使い方があり、文字を省略した時に付ける場合にも使われます。
例えば、カレンダーでJanuaryが「Jan.」と記載されています。名前に付ける敬称である「Mr.」「Mrs.」にもピリオドがついています。
これらは文字が省略されているということを表すためにこのように付けられています。
◆カンマ(,)
次は、「,」です。これはカンマと呼ばれ、日本語では「、」と同じように使われています。
①文章を区切る場合、②三つ以上の用語を羅列する場合、③文を付け加える場合 などに用いられます。
②の用法では、3つ以上の言葉を並べる場合には全てをandで結んではいけないため、3つ以上になった場合には「,」で繋いでいきます。
例えば、
I bought bread, carrots, milk, and meat at the supermarket.
(私はスーパーマーケットでパンとニンジン、牛乳、お肉を買いました。)
スーパーマーケットで買ったものは並べて書くことになりますが、3つ以上なので、「,」を用いて並べることになります。
(「and」は最後につなげる時に使います。)
③の用法では、日本語では()内に書かれるような細く情報を「,」で括るように表現します。
例えば、以下のように用いられます。
My school, located in the center of the town, has over 1000 students in all.
(私の学校(街の中心に位置する)は全校生徒が1000人以上います。)
◆コロン(:)
続いて、「:」です。これはコロンと呼ばれます。
主な使われ方としては、①文をつなぐ、②具体的な例や引用をあげる、③列挙する などがあります。
①の用法において、「:」を用いて文をつなげる場合には、前の文と後ろの文は等位ではありません。
そのためあくまでコロンの後の文章は前の文章を補足するような内容になっています。
◆セミコロン(;)
今度は「;」です。これはセミコロンと呼ばれます。
主な使われ方としては①等位の文章をつなぐ、②接続詞の代わりに文章をつなぐ などがあります。
①の用法に書かれているように、コロンとは違い、等位の文章を繋ぎます。2つの文章の間には関連性があることが特徴です。
例えば、以下のように使われます。
Aya went to the beach during her summer vacation; Takumi went to a camp.
(あやは夏休みに海に行きました、たくみは山に行きました。)
二つの文章の内容は関係していますが、情報を補足するわけではありません。
この点がコロンとセミコロンの用法で大きく異なる点です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
無意識に句読点の意味を理解している人も多いかと思いますが、改めてみると、意外な用途を確認できたのではないでしょうか。
ここで紹介したのはよく使われる用法に絞っていますが、他にも様々な用法があります。
読んでいて疑問を覚えたら自身で調べてみると理解が深まるかもしれませんね。
文章を読む上で理解を助けてくれるものもあるので、是非確認してみてはいかがでしょうか。