誰でもできる発音トレーニング方法?「プロソディ」とは?
英語学習に取り組まれている中で、これまでに一度は英語の発音について悩んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかしそれは、自然なことかもしれません。なぜなら、英語には日本語にない発音も多いためです。母国語でない英語の発音を完璧にしようとするとなかなか難しいと感じてしまいますよね。
今回は、英語の発音の際に大きく影響するプロソディ(韻律)という概念についてご紹介いたします。
第二言語習得に関する多くの研究者が、英語の発音はプロソディ(韻律)が重要であるとしています。
「プロソディ」とは、言語の抑揚や強弱などのことを指します。
”ネイティブスピーカーが聞いて不自然に感じない英語”という観点では、個々の発音よりもイントネーション、リズムといった「プロソディ」が大きく関係しています。(白井, 2008)
また、「プロソディ」は、自然なコミュニケーションの中で、意思疎通にための必要な要素の約30~40%を担っていると言われています。(染谷,1996)
急にネイティブスピーカーのように発音したり、流暢に話をしたりすることは難しいと感じられるかもしれませんが、まずは、この「プロソディ」を意識して、英語独特のイントネーションやリズムを掴んでみるのも良いかもしれません。
さらに、この「プロソディ」の感覚のことを「プロソディセンス(韻律感覚)」といい、
英語で意思疎通を行うためには、この「プロソディセンス(韻律感覚)」を習得することが重要とされています。
また、「プロソディセンス」を向上させるためにシャドーイングは効果的な学習方法とされています。(染谷,1996)
シャドーイングを行う際は、文章の意味を意識しながら、イントネーション、アクセント、発音、ストレス、音の連結や弱化、間の取り方などをそのまま真似ながら音読することを是非意識してみてください。
スパトレでもシャドーイングのトレーニングをご用意しておりますので、是非ご活用ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?英語は、個々の発音よりもイントネーション、リズムといった「プロソディ」が重要だとされています。
「プロソディセンス」を向上させるために、この機会に是非英語のリズムやイントネーションを意識した、シャドーイングなどの学習方法を取り入れてみるのはいかがでしょうか。憧れのネイティブスピーカーのように話せるようになる近道となるかもしれません。
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