日本語で「one」は「1」の意味であるということをご存知の方は多いのではないでしょうか。

しかし、実はこの「one」は代名詞としても用いることのできる単語で「it」と同様の意味として用いることができることもあるんです。

ただし「one」と「it」、この2つの代名詞にはそれぞれ違いがあり状況やシーンに応じて使い分ける必要があります。

今回はこの代名詞としての「one」についてご紹介いたします。

 

不特定の「one」

「one」ある不特定の物を指します。

例えば、「牛乳を買ってきて」とおつかいを頼まれ、特に牛乳の銘柄など指定されていない場合、数ある牛乳の中から1つを買ってきますよね。

この場合不特定の牛乳を買うことから「one」を使うことができます。

以下の例文をみてみましょう。

Can you get milk on the way back to home? – 帰りに牛乳買ってきてもらえますか?

I’ll get one. – 買ってきます。

このように特定の牛乳を買ってくるように頼まれていないため、「one」になります。

しかし、以下の場合には「one」ではなく「it」になります。

Can you get me an ice cram in the fridge? – 冷蔵庫にあるアイスクリームを取ってくれませんか?

I’ll get it for you. – わかりました。

この場合「冷蔵庫にあるアイスクリーム」と特定してるため、「one」ではなく「it」を用います。

 

形容詞 + 「one」

数ある選択肢の中から1つを選択する時に形容詞 + 「one」を使います。

例えば、チョコレート味またはいちご味のお菓子どっちが食べたい?と聞かれた時に「I will have chocolate one. 」と答えることができます。

この場合に注意したいのが、「one」 が何を指しているのか具体的に特定できる場合は冠詞「the」が必要になります。また、名詞が複数形の場合は「ones」となります。

以下の例文をみてみましょう。

Would you like chocolate or strawberry flavor? – チョコレート味といちご味どちらがいいがいいですか?

I would like to have the chocolate one please. – チョコレート味をお願いいたします。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は代名詞の「one」についてご紹介いたしました。

「one」は不特定な物を表したり、形容詞 + 「one」の形で用いることができます。あなたも数字の「1」だけではない「one」を上手に使いこなせるようになってみませんか?

また合わせて代名詞「it」との違いを理解して正しく使い分けられるようにしておくと英会話でも便利に使えること間違いなしです。是非これを機会に確認してみてはいかがでしょうか。