あなたは、英語でのプレゼンテーションを自信を持って行えますか?

プレゼンテーションは、例え私たちの母国語である日本語であっても緊張する方も多いのではないでしょうか。

英語でのプレゼンテーションであれば、日本語の場合より緊張してしまうかもしれませんよね。そんな時のために準備は万全にしておきたいものです。

英語でのプレゼンテーションは、日本語のものと同様に大きく分けて3つのパート(始め、本論、締め)からなります。

①The introduction(始め)

② The main body(本論)

③ The end(結び)

 

今回は、「The introduction」つまり「始め」のパートについてご紹介いたします。

①「The introduction」の役割は、オーディエンスとの関係作りです。

挨拶や自己紹介を通して、聞き手を惹きつける自己アピールがとても大切です。また、その後の本論の展開がスムーズになるよう、テーマや全体の流れ、所要時間や質疑応答のタイミングなどの案内もこのパートで行います。それでは順番にみていきましょう。

 

1. 挨拶

まずは、挨拶から始めましょう。時間を頂戴していること、この機会に感謝し、オーディエンスに対する感謝や御礼をここで伝えるのが◎です。

・Good morning, everyone.  皆さん、おはようございます。

・Good afternoon, ladies and gentleman.  皆さん、こんにちは。

Thank you all very much for coming today.  本日はお越しいただきありがとうございます。

I’m pleased to be able to welcome you to our company.  弊社にお迎え出来たことを、大変うれしく思います。

 

2. 自己紹介

次に自己紹介です。自分がどんな人間で、どんな仕事をしているのか、またプレゼンの内容に関する経験や背景を紹介しましょう。

聞き手の信頼を得るにもこのパートが大変重要です。どういった立場からこのプレゼンテーションをするかも合わせて伝えることができると良いですね。

・Let me introduce myself.  自己紹介させていただきます。

・I’m ○○ and I am the head of marketing at ** Company. **社マーケティング部長の○○です。

・My name is ○○ and I am responsible for **. ○○と申します。**の責任者をしております。

 

3. プレゼンテーションの概要

プレゼンテーションの本論部分への興味と期待を喚起できるよう、簡単に概要を伝えます。何についてのプレゼンテーションなのか、聞き手はこのプレゼンテーションを通して何を得ることができるのか、ポイントを絞ってかつ手短に伝えるのが良いでしょう。

・Today I am here to talk to you about ○○.  本日は、〇〇についてお話します。

・The purpose of today’s presentation is to outline ○○.  本日のプレゼンは、○○の概要をお話するのが目的です。

・The main area that I intend to cover in this presentation is ○○.  今回のプレゼンでは主に○○についてお話します。

 

4. プレゼンテーションの構成

プレゼンテーションの概要を伝えた後、次はプレゼンの構成を紹介します。全体像が見えることで聞き手も安心してこの先のプレゼンテーションに集中することができます。

日本語でも、「第一に、第二に、第三に」などと各項目をナンバリングして物事を伝えることがあります。英語でも「Firstly」「Next」「Finally」 を用いて、話を整理すると聞きやすく分かりやすいプレゼンになります。

・My talk is divided into four parts. 4つのパートに分けてお話します。

・Firstly, / Next I will talk about  ○○.    始めに / 次に○○についてお話します。

・Then / Finally I will look at ○○. それから/ 最後に○○ついてお話します。

 

5. 所要時間

短いプレゼンテーションであっても、所要時間は最初に伝えておくのがマナーです。

・My presentation will last for about ten minutes. 私のプレゼンテーションは約10分ぐらいです。

・I don’t intend to speak for longer than ten minutes. 10分以上にはならない予定です。

I’ll try to keep it short.   短めにお話しします。

 

6. 質疑応答について

質疑応答はプレゼンテーションの途中で都度受けつける場合と、最後にまとめて時間を設ける場合とがあります。

プレゼンテーションの内容や目的によってどちらの方法をとるべきが決めるのが良いでしょう。いずれにしても質疑応答方法についても最初にアナウンスをするのが親切です。

都度受け付ける場合

・Please feel free to interrupt me if you have questions.  もしご質問があれば、その場で遠慮なく聞いてください。

最後に時間を設ける場合

・There will be time for questions at the end of the presentation. プレゼンの最後に質疑応答の時間がございます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、英語でのプレゼンテーション 〜The introduction(始め)~ についてご紹介いたしました。

今回ご紹介した「The introduction」の部分は、オーディエンスを惹きつけるために大切な部分です。ただ例文を連ねるだけでなく、是非「自分らしさ」も盛り込んでみてくださいね。