あなたは、前置詞「at」、「in」、「on」を自信を持ってそれぞれ使い分けられていますか?
前置詞は、日本語には存在しない概念であるため、私達日本人は混乱してちまいがちですよね。また、前置詞のそれぞれの意味を覚えていても大変似ているため、混合してしまうことも多いのではないでしょうか。誤った前置詞を用いることで相手に誤解を与えたり、意図していることが上手く伝わらなかったり、特にビシネスシーンでは誤った前置詞を用いたことが原因でトラブルにもなりかねません。
そこで、今回は前置詞「at」、「in」、「on」の使い分け方ついてご紹介いたします。
場所を表す時の at、in、on の違い
at – 位置を特定する
「at」には、1つの場所をピンポイントに指しているイメージがあります。
早速、例文を見てみましょう。
I am at the station – 私は駅にいます。
この場合は、特定した駅をピンポイントで指しているので「at」を用いることができます。
地図上で、駅に向かって「この場所」と指差している姿を想像をしてみてください。「at」は、この場合、「駅」という地点を示しています。
in – 範囲や空間
「in」は、範囲や空間などに対して用いることができます。
She is in the school. – 彼女は学校にいます。
彼女が学校という空間にいるため「in」を用いることができます。学校には校庭や教室、体育館などがありますが、ここでの「in the school 」は教室のある建物 (空間) のことを指しているため、「in」が用いられます。体育館にいる場合は、「in the school gym」と表現できます。
on – 物が接している場所
「on 」は、物が接している場所に対して用いることができます。
The class room is on the 4th floor. – その教室は、4階にあります。
教室は床に接しており、さらに、その床の上にあるので、ここでは「on」が用いられます。映画などで、警察が「Get your knees on the ground!」と言っているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。 これは、「その場でひざまずきなさい!」という意味で、 この場合、膝が地面に接するため「on」になります。
まとめ
いかがでしょうか?前置詞は、それぞれのイメージを理解することが正しく使い分けるための近道かもしれませんね。そのイメージをよりクリアにするために、英文の記事やネイティブスピーカーとの会話の中でも是非意識してみると、より理解が深まるのではないでしょうか。