皆様は「フォニックス」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
フォニックスとは英語の正しい読み方を学ぶ上で大切な発音の法則のことを指し、
アメリカやイギリスなどの英語圏の子供たちは、フォニックスを用いて英語を学習していると言われております。
では、私たちの様なノンネイティブスピーカーが英語を学ぶ上で「フォニックス」を理解できれば、
より効果的な英語学習効果が見込めるのではないでしょうか。
今回は、この「フォニックス」についていくつかご紹介していきます。
フォニックスとは?
フォニックスとは、英語の綴り字と発音との間にある法則のことです。
規則性があり、正しい読み方学習を容易にさせる方法の一つで、冒頭でもご紹介した通り、
英語圏ではアルファベット組み合わせの発音を教える方法として用いられています。
英語は1単語につき、1音、という法則で成り立っていないので、
ただ単にアルファベット26文字を覚えても、単語を正しく発音することが出来ません。
そこで使われているものが「フォニックス」です。
日本語の場合は、「あ、い、う、え、お…」から始まり、合計50音の文字があり、
それぞれの文字に決まった音が定められていますね。
私たちが日本語の発音を幼少期に学んできたように、英語にも正しく音を学ぶ学習方法があります。
フォニックスはどんなもの?
それぞれの音の規則性を学ぶことで正しい発音ができるようになります。
フォニックスにはいくつかのルールがあるので、代表的なものをご紹介します。
①短い母音(Short Vowel)と長い母音(Long Vowel)
Short Vowelだとフォニックス読みになり、Long Vowelだとアルファベット読みになります。
フォニックス読み:a,i,u,e,o → ア、イ、ウ、エ、オ
アルファベット読み:a,i,u,e,o → エイ、アイ、ユー、イー、オー
②サイレントE
単語の末尾に”E”がある時、その一個手前の母音がLong Vowel(アルファベット読み)になる、ということです。
さらに”E”は発音しません。
●代表的なサイレントE
・same / cake / safe / take / space / game / shake
・hide / slide / life / smile / white / write
・cube / tube / cute / June / use / assume / reduce
③子音連続
単語に2つの子音が続く場合、新しい音が生まれます。
例:
CH →チュ / SH→シュ / WH→ホ / Ph→フ
④母音連続
単語に2つの母音が続く場合、1つ目だけ発音します。
[ai] rain
[ie] tie
[ue] blue
[ui] fruit
[ee] meet
[ea] meat
[oa] boat
[oe] toe
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回、ご紹介したものはほんの一部ですが、
フォニックスを学ぶことで英語の「音」を判別できるようになり、読み書きの上達も見込めます。
また正しく発音することで、聞き取り間違い等のミスコミュニケーションも避けられると思います。
フォニックスにも着目し英語学習を進めてみると、より楽しく上達できるのではないでしょうか。