海外旅行先のレストランで、「何名様ですか」という質問に対して「2名です。」と言いたい場合、あなたならどように表現しますか?
この場合、「Two.」のみで回答しても問題ありませんが、厳密に言うと「2 person」?「2 people」? どちらが正しいか悩んだことありませんか。
今回は 、「person」と「people」 のルールについてご紹介いたします。
person は一個人
「person」の意味は、人・人間です。人・人間は数えられるので、「person」は可算名詞です。「person」に 「s」 をつけることで 、「persons」 (人々)というように複数形にすることが可能です。
「person」を用いて「人」を表現するシーンはある程度限定されています。例えば、「あの人はかっこいい」「あの人は面白い人だ」と一個人を特定する場合や、映画館などで「1人1毎チケットが必要です」といった個人を表現する場合などが挙げられます。
例文をみてみましょう。
She is a kind person. – 彼女は優しい人だ。
2,000 yen per person – 1人2000円です。
また、「person」 の他に、「人」を意味する単語として 「human」があります。これら2つの違いを以下で見てみましょう。
•「person」は個人と集団を分ける
•「human」は動物と人間を分ける
つまり、人間であることが前提の場合には、「human」ではなく「person」を用いるのが一般的です。
この違いを理解することで「person」と「human」の区別がつきやすくなるのではないでしょうか。この機会に合わせて覚えておくと便利かもしれませんね。
people は集団
「people」の意味は、人々や国民です。この単語自体で複数を表現できるため、語尾に「s」をつける必要はありません。
「people」は、「person」とは異なり、一個人を指すのではなく「まとまったひとつのグループの中にいる人々」を指します。
以下の例文をみてみましょう。
Do not care about what people think of you. – 他の人があなたについてどのように考えているか気にしないでください。
People coming from other counties are interested in Ramen.- 外国人はラーメンに興味があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は 「person」と「people」 のルールについてご紹介いたしました。「person」の意味は人・人間で可算名詞の単数系、「people」の意味は人々や国民という意味まとまったひとつのグループの中にいる人々を表す複数形です。日本語には存在しない用法ということもあり、これら2つを混合してしまいがちですが、今回ご紹介したポイントを押さえておくことで今後より理解が深まるかもしれませんね。