学校でも「助動詞」という項目で習う「must」。
まず思い浮かぶのは①義務「~しなければならない」②推量・憶測「~に違いない」という2つの意味ではないでしょうか。
今回は、②推量・憶測の詳しいニュアンスと、「It must be~」「There must be~」を使った例文をご紹介します。
must
推量・憶測は、通常「助動詞+be動詞」で表現されます。
「must」の他に「may」「might」「can」「could」「should」などがありますがそれぞれ確信の度合いが異なります。
例えば「彼が教師であると思う」と伝えたいときには、適切な助動詞を用いることでどの程度の確信を持って憶測しているかを表現できます。
He might be a teacher.
彼はもしかすると教師かもしれない。
He may be a teacher.
彼はおそらく教師だ。
He must be a teacher.
彼は教師に違いない。
このように、「must」はかなり高い可能性で確信している場合に使われます。他の助動詞と比べても断定的な意味が強いです。
それでは「must」を使った表現の「It must be~」と「There must be~」の例文をいくつか見ていきましょう。
It must be~「~に違いない」
You must be joking.
ふざけているに違いない。(ご冗談でしょう。)
She must have been so sad to hear the news.
その知らせを聞いて、彼女はさぞ悲しかったに違いない。
My son must be so tired. He has been playing outside all day.
外で1日中遊んでいたから、息子はかなり疲れているに違いない。
There must be~「~がある/いるに違いない」
There must be someone at the park.
公園に誰かいるはずです。
There must be some catch to this question.
この問題はひっかけ問題に違いない。
There must have been some errors on the System.
システム上に複数のエラーがあったに違いない。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は、推量・憶測を表す助動詞+be動詞「must be」を使った例文を紹介しました。
「must」に限らず、助動詞は伝えたいニュアンスを変える重要な役割があります。自分の意見を述べる際にはぜひ使いこなして、より深いコミュニケーションを目指していきましょう。