映画には名台詞がつきものです。
何気ないシーンにも人生のヒントになる名ゼリフが隠れていたりします。
今回は恋愛、人生、仕事、趣味など、日常で使えるものから、映画ならではのセリフをご紹介いたします。
You gotta take what you can, when you can, while you can… and you gotta do it now.
「できるときにできることをやるんだ。それが今だ。」
音楽映画として人気の高い『あの頃ペニー・レインと』からのセリフです。
“gotta”は”have got to”の省略形「〜しなければならない」という意味です。とてもカジュアルな表現で、日常会話などに用いられます。
I realized that something important was missing from my life.
「俺の人生には何かが欠けている。」
1996年公開のイギリス映画で、今でもファンが多い作品『トレインスポッティング』からのセリフです。
“realize”は「気付く」という意味を持つ単語です。”notice”や”recognize”との違いを今一度ここでおさらいしておきましょう。
“notice”は五感によって気付く時に使われ、”recognize”は情報によって認識する、という場合に使われます。
ここで用いられる”realize”は、これまでは気が付いていなかった自分の立ち位置や物事の状況などが何かの拍子に明確なる気付きを表します。
You’re never wrong to do the right thing.
「正しい行いは、迷わずやれ。」
リスニングの勉強に良くおすすめされている『マイ・インターン』からのセリフです。
“never”は「決して〜ない」「一度も〜ない」など、物事を否定する時に使います。
“not 〜”ではなく”never”を使うだけで言葉のバリエーションが広がるので、是非覚えておきたい単語です。
意味は直訳すると「正しいことをやることは決して間違いではない。」ですが、映画では「正しい行いは、迷わずやれ。」と訳されています。
Manners maketh man.
「礼節が、人を作る。」
イギリスのスパイ映画「キングスマン」からの一文です。
“Maketh”は古期英語なので、あまり見慣れない単語かと思います。
現代英語にすると”Manners makes the man.”になり 、意味は「礼節が、人を作る。」となります。
A real loser is somebody that’s so afraid of not winning, they don’t even try.
「負け犬っていうのは負けるのが怖くて挑戦しないやつらのことだ。」
それぞれのキャラクターが面白い、フーヴァー一家の物語「リトル・ミス・サンシャイン」からのセリフです。
映画では”A real loser”を「負け犬」と訳しています。
“be afraid of ~”で「~が怖い」という意味になるので、「負け犬っていうのは負けるのが怖くて挑戦しないやつらのことだ。」となります。
You cannot live your life to please others. The choice must be yours.
「誰かを喜ばすために、自分の人生を生きることはできないの。全てはあなた次第よ!」
見ているだけでワクワクする『アリス・イン・ワンダーランド』より、白の女王の名言です。
この”please”は、動詞として「喜ばせる、楽しませる」を意味しています。
It is not what is outside, but what is inside that counts.
「大切なのは外見じゃなくて内面にある。」
1992年公開、2019年には実写版も公開されたディズニーの「アラジン」より。
「What」は関係代名詞として使われており、直訳すると”what is outside”は「外側のもの」、”what is inside”は「内側のもの」となります。
また”that counts”は「数を数える」の他に、「重要である」という意味もあります。
Growing old and dying is what gives meaning and beauty to the fleeting span of a human life.
「老いて死ぬことはいつか消えていく人間の命に意味と美しさを与えるものだ。」
今世界中で人気の鬼滅の刃「無限列車編」からのセリフです。
見慣れた邦画を英語で見るのもおすすめです。
まとめ
いかがでしょうか。映画には教科書には出てこないような言い回しがたくさんあり、新しい発見があるのではないでしょうか。
まずは日本語字幕付けて、その次に英語字幕で見るなど、工夫して楽しく英語学習に役立ててみてはいかがでしょうか。