みなさん、「most」と「almost」の違いはご存じでしょうか。
スペルも意味も似ているこれら2つですが、実はそれぞれ違いがあり使い分けるが必要があります。
今回は、「most」と「almost」についてご紹介いたします。
「most」
「most」は、「the majority(大半、大部分)」という意味を持ちます。
また、文脈や使い方によって品詞が変化する点で注意が必要です。
以下、例文と合わせて確認してみましょう。
(形容詞)名詞を修飾して たいていの/大半の
例文:Most people like watching TV. 大半の人はテレビを見るのが好きだ。
(副詞)muchの最上級 最も
例文:What I fear the most is loneliness. 私の最も恐れるのは、ひとりぼっちになることだ。
(名詞)the + ~ 多くのもの(数量)
例文: Bill ate 3 cakes, but Jack ate more, and John ate the most. ビルはケーキを3個食べ、ジャックはそれ以上、ジョンが一番たくさん食べた。
「almost」
まず、「almost」の用法は副詞のみです。
さらに、ロングマン英英辞書によると以下のように書かれています。
「almost」=nearly but not completely or not quite
(副詞)完全ではないが、ほとんど
→この場合、もう少しのところである状態に達していないことを指す点で「most」とは表現するところが異なります。
例文:The day is almost over. 一日は(ほとんど)終わろうとしている。
さて、「Most people」を「Almost people」と表現できるのでしょうか。正解は、できません。
それは、「most」は形容詞で「almost」は副詞であるためです。
× Almost people × Almost the students
しかし、以下のように言い換えることができます。
〇 Almost all (of) the students like English. (学生のほとんどは英語が好きだ)
「all」を入れることで文章が成り立ちます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、スペルも意味も似ている「most」と「almost」についてご紹介いたしました。実はそれぞれ違いがあり使い分けるが必要があります。
意味ももちろん異なりますが、品詞に注目してみると違いが分かりやすいかもしれませんね。
是非この機会に確認してみてはいかがでしょうか。