みなさんは、「Many」「Much」「A lot of」の使い分けについて意識されたことはありますか?

日常会話でも頻繁に用いられる「多くの」や「たくさん」という意味を表現する語彙ですが、どれも日本語訳ではほぼ同じ意味になり、使い分けるのが難しいですよね。

そこで、今回は「Many」「Much」「A lot of」の使い分けについてご紹介いたします。

Many の使い方

「many」は、可算名詞を修飾する場合のみ、用いられます。下記の例文を見てみましょう。

 

I have many books. (私は、たくさんのを持っています。)

※「book」(本)は可算名詞。

 

She has many bags.  (彼女は、たくさんのカバンを持っています。)

※「bag」(カバン)は可算名詞。

 

上記のように、可算名詞が「たくさん」ある場合、「many」を用います。

 

また、否定文の場合には、「あまりない」という意味になります。以下の例文を見てみましょう。

I don’t have many shoes.  (私は、あまり靴を持っていません。)

※「shoe」(靴)は可算名詞。

 

There are not many stores in this shopping mall. (このショッピングモールには、あまりお店がありません。

※「store」(店)は可算名詞。

 

Much の使い方

「much」は、不可算名詞を修飾する場合のみ、用いられます。

しかし、「much」は否定文や質問文に使われることが多く、肯定文で使用する場合は固い表現となり、英会話では少し不自然に聞こえます。そのため、ここでは否定文、疑問文の例文をご紹介いたします。

 

I don’t have much money. (私は、そんなにお金を持っていない。

※「money」(お金)は不可算名詞。

 

How much do you like this car? (あなたは、どれぐらいこの車が好きですか?

※「どのぐらい好きかと数えられない感情の度合い」を聞いており、この「感情の度合い」は不可算名詞。

 

A lot of の使い方

「a lot of」は可算名詞と不可算名詞両方に用いることできます。そのため、「many」 か「much」で悩んだ場合に 「a lot of」を代用することができます。

「many」 と 「much」 で使用した例文を 「a lot of」に置き換えてみましょう。

 

I have a lot of books. (私は、たくさんの本を持っています。)

I don’t have a lot of money.  (私は、そんなにお金を持っていない。)

 

このように 「a lot of」は、可算名詞、不可算名詞いずれにも用いることができます。

 

まとめ

いかかでしたでしょうか?今回は頻出度の高い 「Many」「Much」「A lot of」の使い分けについてご紹介いたしました。

「many」 → 可算名詞

「much」 → 不可算名詞

「a lot of」  → 可算名詞と不可算名詞

上記のポイントを押さえておくと、もう戸惑うこともなくなるかもしれませんね。是非ご参考にされてみてはいかがでしょうか。