「空気を読む」は、英語でなんというかご存じですか?
「その場の雰囲気から状況を推察する」という意味で、空気を読めない人のことを頭文字をとって、KYと呼んだりもしますね。英語もそのような略語はあるのでしょうか?
そもそも「その場の雰囲気から状況を推察する」という事柄自体が、「察する文化」をもつ日本特有のニュアンスであり、英語圏では「自分の意見をしっかり述べられるか」の方が大事にされています。
ですので、日本語で捉えている意味合いと完全一致するものはありませんが、もちろんビジネスの場や友人、家族間で円滑な人間関係を築くために、相手に気を遣ったり、状況を読んだりすることはあります。
今回は、「空気を読む」に近いニュアンスの英語表現をご紹介いたします。
◆Read between the lines
行間を読む=言葉以外を読む、つまり「空気を読む」という意味になります。
◆Take a hint
ヒントを得る、が直訳になりますが、何かを示唆されて、その言葉から状況や言動を推測する、
ということになりますので「空気を読む」という意味になります。
◆Understand the situation
状況を理解する、という意味です。
その場の状況を理解(把握)するというこのフレーズを使って「空気を読む」というニュアンスを伝えることができます。
◆Go with the flow
直訳すると、流れに乗る・流れに身を任せる、という意味になります。
他人と同じように振る舞ったり、周囲から逸脱しないように行動したりする様を表現する時に使います。
「空気を読む」からは少し離れている印象がありますが、「同調」を言い表す際に最適です。
まとめ
いかがでしたか?意外とたくさんありましたね。
ニュアンスは違えど、英語圏でも「空気を読む」は存在しており、コミュニケーションにおいてはとても大事な要素になります。
是非この機会に確認して楽しい会話ができるようになれると良いですね。