職場で日常的に用いられる「お疲れ様です」、「よろしくお願いします」。
これらの表現は大変便利なフレーズですが、日本語独特の表現であり英語ではこれらにぴったり当てはまるものはありません。それでは、これらを一体どのように表現すべきなのでしょか?
そこで、今回はこれらの表現英語に言い換えた時にどのような表現になるかご紹介いたします。
「お疲れ様」を英語で表現すると?
結論として、英語には日本語の「お疲れ様」を表現するものがありません。理由として、「お疲れ様」は相手を労う気持ちを表現した日本独自の文化や風習であるためだと考えられます。
一方で、私達が頻繁に用いる「お疲れ様」は、挨拶の代わりのように使われていますよね。それを鑑みると、以下のフレーズを代用することができます。
• How are you? – 元気ですか?(実際の体調について質問しているのではなく、挨拶の定型文)
• How are you doing? – 元気ですか?(実際の体調について質問しているのではなく、挨拶の定型文)
• How’s everything? – 色々順調ですか?
• How have you been doing? – 元気に過ごしていることと思います。
• I hope you’re well. – 元気に過ごしていることと思います。
英語には日本語のようにいつでも使える「お疲れ様」という便利なフレーズの代わりに、英語ではニュアンスによってフレーズを使い分けるのが一般的です。
「よろしくお願いします」を英語で表現すると?
「お疲れ様」と同様に、どんな場合にも便利に用いることのできる「よろしくお願いします」は、日本語独特のフレーズです。
上司へのメールの文末にも、営業先への電話を切る前にも、初めて会う人にも、多くのシーンで「よろしくお願いします」と言うことができます。
英語では、状況に応じてこれらの「よろしくお願いします」を異なる表現で伝える必要があります。
形式上の「よろしくお願いします。」
ビジネスシーンなどで用られる「よろしくお願いします」は、以下の表現を使って言い換えることができます。
• Thank you. – よろしくお願いします。
• I appreciate it – よろしくお願い申し上げます。(Thank you より丁寧)
• Thank you in advance. – (前もって)お礼申し上げておきます。
初対面の人に対しての「よろしくお願いします。」
• Nice to meet you. – よろしくお願いします。
• It’s pleasure to meet you. よろしくお願いします。(Nice to meet you より丁寧)
ビジネスシーンでは、以下のようなフレーズも用いることができます。
• I’m excited to work with you. – 一緒に働けるのが楽しみです。
• I look forward to working with you. – 一緒にお仕事ができるのが楽しみです。
• We look forward to doing business with you. – 私たち(会社)は、あなたとお取引ができるのが楽しみです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、日本語独特な表現である「お疲れ様」「よろしく」の英語表現についてご紹介いたしました。語学学習を通じて日本以外の文化を学べることも1つの楽しみになるのではないでしょうか。英語でも気の利いた一言を添えられると相手に良い印象を持ってもらうことができるかもしれませんね。