最近では、日本国内でも英語の面接をする機会が増えています。慣れない英語で面接となると、より一層緊張してしまいますよね。

国外での採用面接以外にも、国内にいながら外資系企業へ就職・転職時、海外企業とのオンライン面接、その他にも留学ビザ取得のための面接、英検のような資格試験でも英語の面接があります。

母国語である日本語でも面接と聞くと緊張してしまいますが、それを英語でとなると、なんだか自信がなくなってきてしまいますよね。

しかし、英語の面接であっても事前準備しておけばあまり過剰に悲観的になることはありません。なぜなら、日本語での面接のように、ある程度面接時に聞かれることは決まっているためです。つまり、それに対して準備をしていけば良いというわけですね。

今回は、英語の面接に必要な基礎フレーズをポイントや例文を合わせてご紹介していきます。

 

1.挨拶

Hello, Sir/Miss/Madam. 
「こんにちは」のあとに「Sir(男性)」、「Miss(女性)」、「Madam(お年を召した女性)」をつけると、より丁寧な表現になります。挨拶は、「Good morning」「Good afternoon」「Good evening」でも構いません。

また、相手の名前を知っている場合は、名前を呼ぶのが一般的です。

It’s a pleasure to meet you.
お会いできてとても光栄です。

Thank you very much for the interview opportunity today.
面接の機会をいただき、ありがとうございます。

 

上記の3つは、面接時に超頻出の表現ですので是非ここで確認しておきましょう。

第一印象が面接の全てを左右するといっても過言ではないほど、初めの印象は大変重要です。積極的に自分から挨拶し、面接の機会をくれた相手への感謝の気持ちを笑顔で伝えましょう。

 

2.自己紹介
「Tell me about yourself.」

多くの場合は、「Tell me about yourself.」つまり、「あなたについて教えてください。」というような質問から面接が始まります。
この質問では、自己紹介、つまり今まであなたが経験してきたことやスキルをアピールできる絶好のチャンスとなります。

I’ve been working as a cabin crew at 〇〇 airlines for 3 years.
私はCAとして○○エアラインにて3年間働いています。
(「働いていた」という過去の話であれば ”I worked” )

I graduated from ○○ University, where I majored in English.
○○大学では英語を専攻して卒業しました。

 

企業や役職により求められる情報やスキルが異なります。面接企業も事前にしっかり調べておいて、適格な情報を提供できるようにしておきたいですね。

 

3.あなたの強みは?
What are your strengths?

「Why should we hire you?(なぜ私たちはあなたを採用すべきなのでしょうか?)」や、「What can you do for us that someone else can not?(他の人ができないことで、あなたはどんなことができますか?)」という質問もあります。

それぞれ聞き方は異なりますが、いずれも「あなた自身が持っている強みを活かして、どのように企業に貢献できるか」ということを伝えることが、質問に対する正しい回答、つまり目指したいゴールです。

 

My greatest strength is my patience and my strong willingness to try something new and challenging.
私の最大の長所は、忍耐力と新しいことや難しいことに挑戦しようとする強い気持ちです。

 

4.あなたの〇年後はどうなっていると思いますか?
Where do you see yourself after ◯ years?

「近い将来、何をしたいか」ということを聞いています。

I am seeing myself in a position of a supervisor that is performing duties and responsibilities.
I am looking forward to a growth in your company.  And I’m looking forward to achievement towards that growth.
責任感をもって職務を遂行できるスーパーバイザーとして御社で働いていると思います。
そして、御社が益々高成長し、それに向かって私も一緒に貢献していきたいです。

 

4.質問はありますか?
「Do you have any questions?

面接の最後に超頻出の質問ですね。質問したいことがある場合は長々と聞くのではなく、簡単にかつ端的に済ませましょう。

Would you please tell me some information about training programs that will start if I am employed?
採用していただけた場合、どんな研修がありますか?

もし質問がない無い場合は、面接の機会をくれた相手への精一杯のお礼を込めて、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。

It’s been nice meeting you. Thank you very much for giving me great opportunity today.
面接の機会を頂き、本当にありがとうございました。

 

まとめ

面接をスムーズに進めるためには、日本語での面接と同様、経歴やスキル、長所、短所などを的確に伝えるための事前準備が必要不可欠です。

正しい文法で、面接の場に適した表現を用いることはもちろん、話し方やアイコンタクト、ボディーランゲージなども意識して練習してみると良いかもしれませんね。

しかし、英語・日本語に関わらず面接官が最も興味があるのは、あなたの人間性やスキルです。

英語で上手に話そうということばかりを意識し過ぎずに、自己分析や経歴の振り返りなどの事前準備をしっかり行い、面接であなたの魅力をしっかりと伝えられるようにしておくと良いですね。