あなたなら、「実は…」と英語でどのように表現しますか?
日本語での日常会話でも、「実は、私怖がりなんだよね。」「実は、明日引っ越すんです。」「実は、私は東京で育ったんですよ。」など超頻出表現ですよね。
これを英語で表現する場合、「in fact」や「actually」がありますが、これら2つにはニュアンスの違いがありそれぞれ使い分ける必要があります。
今回は、混合しやすい「in fact」と「actually」についてご紹介いたします。
「in fact」「actually」の違い
これら2つの意味は以下の通りです。
「in fact」 : 事実上、実際は、もっとはっきり言えば、それどころか
「actually」: 実際に、現に、実際は
さて、これはどのように用いることができるのかそれぞれ見てみましょう。
「in fact」 : 前文の内容に、さらに詳しい情報を加える。
「actually」: 前文の内容とは違うことを述べる。
上記の情報を踏まえた上で「in fact」と「actually」の具体的な使い方を以下例文で確認していきましょう。
「in fact」の使い方
「in fact」は、「前文の内容に、さらに詳しい情報を加える」場合に用いることができます。
つまり、「in fact」の前には、情報を加える必要がある文が必要です。以下の例文を見てみましょう。
He is really smart. In fact, he graduated from Harvard University.
彼はとても頭がいいです。実際に彼はハーバード大学を卒業しています。
最初の文では、「彼はとても頭がいいこと」が述べられており、それに続く「in fact」含む文では、「実際に彼はハーバード大学を卒業しています」と情報を追加していることが分かります。
「fact」の意味は、「事実」という意味の名詞です。このことからも、「in fact」 に続く文章は事実に基づいた内容である必要があります。
「actually」の使い方
「actually」は、「前文の内容とは違うことを述べる」場合に用いることができます。「in fact」との相違点はこれだけではなく、文中での「actually」の位置も異なります。
「in fact」は、文頭に置かれるのが一般的であることに対して、「actually」は、文頭・文中(一般動詞の前、またはbe動詞の後ろ)・文末のどこにでも置くことができます。これは、「actually」は副詞であることに起因します。以下の例文を見てみましょう。
He looks shy, but he is actually talkative.
彼は恥ずかしがり屋に見えますが、とてもおしゃべりです。
最初の文では、「彼が恥ずかしがり屋である」と述べられているのに対して、「actually」がおかれている後半の文では、全文に反して「実はおしゃべりであること」が述べられています。このように、前文の内容とは異なる事実を述べる際に用いられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、「in fact」と「actually」についてご紹介いたしました。これらは日常英会話で超頻出の表現です。日本語でもよく使われる言い回しは、英語でも同様に知っておくと大変便利です。一言加えるだけで表現の幅も広がりますね。是非この機会にマスターしてみてはいかがでしょうか。