英語の教材や長文は読んで理解できるのにも関わらず、海外ドラマや映画を英語で観ても理解ができない・・・という方も多いのではないでしょうか。
これは、リスニング力や文法・単語の知識が問題ではなく、慣用表現 (イディオム)の知識不足である可能性があります。
これらの慣用表現は、比較的簡単な単語や動詞などで構成されているものが多いですが、文字通り意味を推測するだけでは意味が通らない場合もあります。
そこで、今回は知らないと絶対に分からない頻出の英語慣用表現をご紹介いたします。
慣用表現 (イディオム)とは
慣用表現 (イディオム)とは、2つ以上の単語や動詞などが組み合わさることで特別な意味に変化する言い回しです。これらの慣用表現の一部となっている単語や動詞の意味を理解できても、慣用表現そのものの意味を理解できているということにはならないため注意が必要です。
Under the weather
直訳すると、「天気の下にいる」という意味になりますが、ここでは、「気分や体調がすぐれない」という意味になります。
諸説によると、この「the weather」は悪い天気を指しているそうです。
Once in a blue moon
直訳すると、「青い月に一度」という意味になりますが、ここでは、「滅多にない」という意味になります。
滅多に見ることのない「ブルームーン」を用いた興味深い慣用表現ですね。
Be up in the air
直訳すると、「空中の中に浮いている」という意味になりますが、ここでは、「物事や予定が未定」という意味になります。企画やプロジェクトが地に着いてない、つまり、詳細が決まっていない様を表現しています。
Hit the road
直訳すると、「道を蹴る」という意味になりますが、ここでは、「出発する」という意味になります。
Bucket list
直訳すると、「バケツリスト」となり、意味不明ですが、ここでは、「死ぬまでにやりたいことのリスト」という意味になります。これは、「死ぬ」を意味するスラングに “kick the bucket” という表現があることが由来であるそうです。
Miss the boat
直訳すると、「船を逃す」という意味になりますが、ここでは、「チャンスを逃す」という意味になります。「the boat」をチャンスに見立てているユニークな慣用表現です。船を逃してしまったら、せっかくの船出のチャンスも失ってしまいますよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、知らないと絶対に分からない頻出の英語慣用表現をご紹介いたしました。これらの慣用表現は海外ドラマや映画でも多く用いられているので、是非これを機会に意識して視聴してみるとより理解が深まるかもしれませんね。