英語圏では、人に会ったらまず「How are you?」と聞くことが一般的。

これは、初対面の人であっても仲のいい友人や恋人に対しても用いることができ、更にカジュアルなシーンだけでなくフォーマルなシーンでも活躍するフレーズです。

学校で習ったおきまりの返答フレーズは「I’m fine.」。でも実はこの回答は少し不自然に聞こえてしまうかもしれないんです。

今回は「I’m fine.」のニュアンスと、より自然な「How are you?」の返答についてご紹介いたします。

 

「I’m fine.」は使わない?

学校では「How are you?」「I’m fine, thank you. And you?」とまず習いますよね。
これは文法的には正しいのですが「How are you?」の返答としては少し違和感があるかもしれません。

なぜなら、「I’m fine.」は「平気/構わない」という意味で「私は大丈夫です」のようなニュアンスになるためです。

「I’m fine.」の意味としては、「I’m okay.」に限りなく近く、「How are you?(元気?)」と挨拶して、相手から「I’m fine.(私は大丈夫だよ)」や「I’m okay.(私は大丈夫だよ)」と返答があると、何かあったのかな?と思われてしまうかもしれません。

「Are you okay?(大丈夫?)」と聞かれた場合に、 「I’m fine.(私は大丈夫だよ)」や「I’m okay.(私は大丈夫だよ)」と返答するのはとても自然です。

以下、例文を見てみましょう。

A: You don’t look well today. Are you okay?(調子が悪そうですね。大丈夫ですか?)
B: I’m fine. I didn’t sleep well last night.(大丈夫です。昨日あまり寝ていなくて。)

A: Would you like some more?(おかわりはいかがですか?)
B: No, I’m fine. Thank you.(いいえ、結構です。ありがとう。)

 

自然な回答

まず、「How are you?」と聞くのは「Hello」とほぼ同様の意味で用いられるため、「調子はどうですか?」と聞いているわけではないことを覚えておきましょう。

「How are you?」と聞いて、「実は今日はこんな調子でこんなことがあって・・・」などと話を始めてしまうと少し驚かれてしまうかもしれないのでご注意を。

「I’m good」などと一言でさらっと返すのが一般的です。

 

自然な回答①:「元気」「普通」

I’m good / I’m alright / Not bad
「いつも通り」「普通に元気」と回答する際に用いられます。特に、「I’m good」は最も用いられる表現です。

How are you?
上記の一言に加えて、「あなたは?」と聞き返すとより丁寧です。

 

自然な回答②:「とても元気」「最高」なとき

Awesome / Really great / Couldn’t be better
最近良いことがあったなど「最高」の理由を付け足すと、よりコミュケーションが広がります。

自然な回答③:「あまり元気でない」とき

I don’t feel good / Not so good / I’m hanging in there
このように答えると、相手から「どうしたの?」と聞かれるはずです。是非理由も合わせて伝えられるようにしておきましょう。

 

まとめ

今回は「I’m fine.」のニュアンスと、より自然な「How are you?」の返答についてご紹介いたしました。
人に会ったらまず必ず耳にするのがこのフレーズ。より自然に返答できるように是非この機会に確認してみてくださいね。