冬になるにつれて英語圏の方と話す時に”What’s your plan for the holidays?”のように聞かれる機会があると思います。
実は、ホリデーという言葉には祝日という意味だけではなく「クリスマスを含めた年末年始の休暇」という意味があります。
今回はそんな休暇に関する英語をご紹介したいと思います。
◆”Holidays”
祝日という意味もありますが、クリスマスを含んだ年末年始の連休を指すことが多いです。
日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、外国の国ではクリスマスやその前後は家族と家でお祝いする祝日であるという文化が根強く残っています。その為、街のほとんどのお店が閉まっていたりと、クリスマスが多くの商業の繁忙期となる日本では想像のつかない光景が見られます。
(例)年内の最終営業日が12月23日で別れ際に挨拶する場合
A: It’s time to close the store and I’m leaving for family reunion. Have great holidays! 「お店を締める時間だ。家族の集まりがあるから帰らなきゃ。良い年末年始を!」
B: You too! 「あなたもね。」
“Merry Christmas/ Happy Holidays”
ひとつ前で紹介させていただいたように、ホリデーはより広い期間を指すので年末年始のどの時期でも使うことができます。
また日本では「メリークリスマス」という挨拶が一般的ですが、近年特にアメリカでは相手がクリスチャンでない場合に失礼だろうという考えや、12月にユダヤ教とアフリカ系アメリカ人の祝日がそれぞれあることから”Happy Holidays”という挨拶が主流になってきています。
(ただ日本と同様に、クリスチャンでなくともクリスマスを祝う家庭も多く存在するので一概に悪いとは言えません。)
“Vacations”
日本語の「バカンス」という言葉のイメージから旅行と結びつきがちですが、
一年のどの時期においても使える「長期的な休暇」という意味です。
“Off”
加えてこちらも一年中使うことのできる「休み」を意味する単語で”期間(day/week/month)+off”のように表現します。
(例)海外のお客様(A)に対して自分(B)のスケジュールを伝える際
A: What’s the plan for next three months? 「これから三ヶ月の予定はどうなっていますか。」
B: I’m getting a week off on the beginning of May and taking summer vacations on the end of July.「5月の始めにGWで一週間の休みがあって、そのあとは7月の終わりに夏休みを取るよ。」(海外にはGWがないので相手に伝わるように”A week off”としています。)
まとめ
今回ご紹介したように、休日は文化や国によって大きく異なります。
コミュニケーションを取る上で大事なことは、語学力だけではなく相手に配慮する力だと思うので今回の記事が少しでもお力になれればと思います。