最近ではニュースや日常生活においても世代についての話題を聞く機会が多くなってきました。ゆとり世代や団塊世代から聞きなじみのない世代を表す表現まで、今回はそれぞれの世代を表す英語表現いくつかご紹介していきます。(ここではあくまで一般的な世代の区切りでご紹介しますのでご留意ください。)
世代を表す英語表現
Baby boom generationまたは1st baby boomers::ベビーブーム/団塊世代
日本の団塊世代は、1947年~1949年頃に生まれた世代を指し、戦後の復興期に育ちました。この世代は、住宅、自動車、カラーテレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫など最新のものを求めることが原動力となっていました。
アメリカン・カジュアル・ファッションを流行らせ、大型ショッピングモールでの買い物など、新しいスタイルもすぐにキャッチした世代でもあります。40代後半になると、不況の始まりとバブル経済の崩壊を経験することにり。この世代の働く人の特徴としては、リストラの危機にもめげず、とことん働く「企業戦士」であるということです。
Bubble economy generation:バブル世代
1965年から1969年に生まれた世代をさします。この世代が就職したのは、バブル経済が絶頂期を迎えていた頃です。長時間労働をした後、食事やゴルフ・麻雀などのレジャーを楽しむことが当たり前になっていました。
1986年に男女雇用機会均等法が施行された際は、それまで結婚を機に退職していた女性が、自分のキャリアを切り開く可能性が大きく広がったのもこの頃です。
2nd-generation baby boomer:団塊ジュニア世代、第二次ベビーブーム世代
第二次ベビーブーム世代は、1971年から1975年のベビーブームの時代に生まれ、その多くは第一次ベビーブーム世代の子供たちになります。彼らは、情報化、物質化の進んだ社会で育ち、テレビ、初期のゲーム機、ラジカセ、電話、ラジカセなどの電化製品が溢れていました。ファーストフードやコンビニエンスストアも一般的になり、家族と同居している若者たちが、それでも一人で夕食をとるというパターンが社会的に見られるようになりました。
Employment Ice Age Generation:氷河期世代
1971年から1982年に生まれた世代をさします。この世代が大学在学中にバブルが崩壊し、景気が悪くなったことにより企業が採用を中止したため、正社員の職が見つからず、派遣や契約社員として働かざるを得なくなった人も多かった世代です。
Generation Y, Millennial GenerationまたはGeneration of pressure-free education:ゆとり世代/さとり世代
一般的には1987年から1995年の間に生まれた世代で、1980年代の学習指導要領の改訂(2002年に完全施行)により、共通の特徴を持つようになった世代を指します。1980年代、日本政府は日本の義務教育(小中学校)の学習指導要領を緩め、授業時間が短縮され、土曜授業が外れた特徴があります。2000年代後半になると、諸外国と比較して生徒の学力が低下する兆しが見えてきた為、メディアでは、ゆとり世代は低学歴で怠け者というイメージで語られています。
Generation Z:Z世代
1996頃以降に生まれた世代をさします。SNSやスマートフォンとともに育ってきた人が多いため、デジタルネイティブ世代の始まりともいわれています。また、環境問題や多様性に関する考え方に若いころから触れている為、他の世代に比べて、社会問題への関心も強い傾向にあります。他者との競争よりも社会貢献に対する欲求が高いのもこの世代の特徴の一つです。
まとめ
いかがでしたか?今回は世代を表す英語表現を紹介していきました。世代を表す表現は日常生活やビジネスでも使いますので是非今回ご紹介したものを覚えていきましょう。