皆さんは、フランス語と英語の歴史についてご存知でしょうか?

実はフランス語には英単語と同じ綴りや似た綴りの単語がたくさんあります。

今回はフランス語と英語の歴史と、それにまつわる英単語をいくつかご紹介いたします。

 

フランス語と英語の歴史について

フランス語は、西ローマ帝国領内で話されていたラテン語が変化したものです。

フランス語、イタリア語、スペイン語などは、口語ラテン語がそれぞれの土地で変化した言語で、これらはロマンス語と呼ばれてます。ロマンス語はラテン語を母親とする姉妹のような言語であり、語彙も文法も互いによく似ています。

英語はゲルマン語派の言語で、ドイツ語や北欧のスカンジナヴィア言語(デンマーク語、ノルウェー語、スウェーデン語)、そしてオランダ語に近い言語となっています。英語の語彙の多くはフランス語、もしくはラテン語からの借用語です。

なぜ英語はゲルマン語系の言語なのに、フランス語やラテン語由来の語彙をこんなにたくさん含んでいるのでしょうか?

それには中世の仏英間の歴史が大きく関わっています。

11世紀、フランスからやってきたノルマン人によってイングランドは制圧されてしまいます。その出来事によってそれまでの言語にとって代わったのがフランス語でした。

イングランドという島国でフランス語が、特に公式の場、上流階級で使用されるようになったそうです。この状況が300年近く続いたようですが、14世紀にまた英語が公式の言語になったといわれています。

 

フランス語と似ている英単語

例えば、table「テーブル」、image「イメージ」、attention「注意」、nation「国家」、cousin「いとこ」、service「サービス」、culture「文化」、style「スタイル」、train「列車」、journal「新聞」など。

ラテン語や古代ギリシャ語が発展してフランス語に、そして英語に変化したようです。このように見てみると、日本語でも使われるような単語ばかりで、とても興味深いですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はフランス語と英語の歴史と似ている英単語をご紹介いたしました。このように英単語学習時にその起源や歴史なども合わせて理解しておくとより知識が深まるのではないでしょうか。

英単語にも歴史的な背景があるなんて、なんとも興味深いですよね。背景を知ることでより楽しみながら学習に取り組むことができるかもしれませんね。