英語表現の中で頻繁に出てくるイディオム。
いくつかの英単語の連なりでできている慣用句のようなもので、
言葉を連想されることで意味を成すため、知らないと訳が分からないのがイディオムの難しいところではないでしょうか。
英語力が上がるにつれてイディオムを覚えることはとても大事になってきます。
今回は、食べ物が含まれるイディオムをご紹介いたします。
◆Apple of one’s eye
非常に愛しいもの、自慢できるもの、大切なもの、のこと。
日本語では「目に入れても痛くない」という表現もありますよね。
例:
You are the apple of my eye. (君はかけがえのない存在だよ。)
His only daughter is the apple of his eyes. (彼は一人娘が愛おしくて仕方がない。)
◆Butter up
ご機嫌を取る、おべっかを使う、おだてる、ゴマをする、という意味。
日本はゴマですが、英語ではバターを使います。
butter には食べ物のバターの他、「お世辞」という意味もあり、動詞としても使えます。
例:
He was buttering up his boss again this morning. (彼はまた今朝上司にゴマをすっていたよ。)
I’m going to butter up my boyfriend to get an expensive present for my birthday. (彼氏のご機嫌取りして、誕生日に高価なプレゼント買ってもらわなきゃ。)
◆A piece of cake
簡単、朝飯前、どうってことない、容易い、という意味。
一切れのケーキなんてペロッと食べられる、というニュアンスから生まれた表現です。
例:
Math homework was a piece of cake for me. (数学の宿題なんて簡単だったよ!)
I found learning to memorize Hiragana was a piece of cake, but learning Kanji is very difficult! (ひらがなを覚えるのは簡単だったけど、漢字は難しいね!)
◆Cheesy
やすっぽい、ダサい、質が悪い、必死になりすぎている、やりすぎている、といった意味。
例:
The movie I saw yesterday was very cheesy. (昨日見た映画はすごい陳腐な映画だった)
I might sound cheesy, but I love you all. (ベタかもしれないけど、みんなを愛しているよ。)
◆まとめ
今回ご紹介したのはほんの一部で、これ以上にたくさんのイディオムが存在しています。
細かなニュアンスや複雑な表現もイディオムを使うとクリアに表現できるようになりますので、是非英語学習に取り入れてみてはいかがでしょうか。
1つずつ覚えていくのもいいですが、文脈の中から状況をイメージしていくと覚えやすいかもしれませんね。