建物の「1階」を英語で表現すると、「first floor」 、「2階」は「second floor」ですよね。
でも、実はこれはアメリカ英語で、イギリス英語では違うのをご存知でしょうか?
今回はアメリカ英語とイギリス英語の「階段」の数え方の違いについてご紹介いたします。
「階段」の数え方
・I live on the first floor.
アメリカ英語:私は1階に住んでいます。
イギリス英語:私は2階に住んでいます。
「first floor」はアメリカ英語では1階ですが、イギリス英語では2階になります。
イギリス英語では、1階は「ground floor」(地面と同じ階)という考えで、1フロア上るたびに「1階」「2階」「3階」と数えていきます。
1階:「first floor」(アメリカ英語)/「ground floor」(イギリス英語)
2階:「second floor」(アメリカ英語)/「first floor」(イギリス英語)
3階:「third floor」(アメリカ英語)/「second floor」(イギリス英語)
日本ではアメリカ英語の方が馴染みが深く、「ground floor」はなかなか耳にしないので、
イギリスやニュージーランドなど、イギリス英語を話す国へ訪れた際、初めのうちは戸惑うかもしれません。
因みに、「エレベーター」もアメリカ英語とイギリス英語では英単語が異なります。
エレベーター:「elevator」(アメリカ英語)/「lift」(イギリス英語)
「階段」に関係する単語
「階段」に関係する単語も、併せてご紹介いたします。
「staircase」・・・(手すりなどを含んだ)階段
「stairway」・・・通路のニュアンスも含めた階段
「upstairs」・・・2階、上階
「downstairs」・・・1階、下階
「steps」・・・屋外の石段などのように「階数」を表さない階段
「spiral staircase」・・・螺旋階段
「lobby floor」・・・ロビー階(フロントがある階)
「two-story」・・・2階建(two-storiedでも同じ)
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はアメリカ英語とイギリス英語の「階」の数え方の違いについてご紹介しました。
同じ英語でもアメリカ英語とイギリス英語では、単語や発音、スペルが異なるものがいくつもあるので、調べてみると面白いですよ。