あなたは、実はとっても便利な「even」を上手に使いこなせていますか?
「even」には日本語に訳すとなんだかピンとこないことが多く、ぼんやりと覚えている方も少なくないのではないでしょうか。
しかし一度マスターしてしまえば、とっても便利な「even」。今回はこの「even」の様々な使い方についてご紹介いたします。
「even」強調の副詞
「even」は一般的に強調したい語句の直前に置きます。
● even+名詞 〜でさえ
この場合、「even」の後ろの名詞を修飾し人や物事について「~でさえも」と強調します。
● even +動詞 ※be 動詞の場合「even」の位置に少し注意が必要です。
I didn’t even think of going to Europe. 私はヨーロッパに行くことなど考えもしなかった。
● even + 比較級
ある程度のレベルがあるものについて、さらに上を言っていることを表す時に使います。
You look even better today than yesterday. 今日は昨日に増していっそう調子良く見えるよ。
「even」均等の形容詞
● 同じ、平らな
この「even」には様々な和訳が付きます。
「平らな、同じ高さの、むらのない、規則正しい、等分の、つり合いの取れた」と様々ですが、すべて均等であるという意味なので、和訳は文脈で判断するのが良いでしょう。
● 偶数の (Evenには偶数のという意味もあります)
an even number 偶数
an even page 偶数ページ
「even」 を使ったイディオム
● even if たとえ~でも (事実に反する仮定を表します)
You can’t leave even if you want to. たとえ立ち去りたいと思ってもそうすることはできない。
● even though たとえ~でも (even ifと同じ訳になりますが使い方は違い、こちらは事実に関する文です)
They were sunbathing even though it wasn’t sunny. 日は照っていなくても彼らは日光浴していた。
● even as (かたく)ちょうど〜である時に
Even as we are speaking … こうして今我々が話をしている間にも…
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は実はとっても便利な「even」の様々な使い方についてご紹介いたしました。
実は今回ご紹介した使い方はほんの一部です。これらの他にも「even」を使った表現はまだまだたくさんありますので、是非学習の中で出会った「even」をその都度その都度学んでみてくださいね。きっと理解が深まるはずですよ。