日本語の「評価」にはいくつかの英語表現があります。
みなさんは場面に応じて使い分けることができますか?
この場合はどの単語を使えばいいんだろう・・と悩んでしまった方もいるのではないでしょうか。
今回は評価を表す英語について紹介したいと思います。
評価を表す英単語
評価を表す英単語としては、主に「assessment」「evaluation」の2つがあります。
二つの違いを考える上で、まずはそれぞれの動詞形を考えてみましょう。
◆assess
「assessment」の動詞形は「assess」です。
assessは「(評価対象の質や量、価値を調査や検証した上で)評価する」という意味を持ちます。
◆evaluate
一方の「evaluation」の動詞形は「evaluate」です。
evaluateの意味は「(ある基準をもとに品質や価値を)評価する」となっています。
同じ評価するという意味を持つ動詞ではありますが、若干意味合いが異なっています。
それでは、名詞形ではどのような違いがあるでしょうか。それぞれみてみましょう。
◆assessment
動詞形のassessの意味から、何かしらの検証や調査によって得られた結果としての「評価」を指す場合に用いられます。
ビジネスにおいても、何かの事柄に対して客観的に分析、検証を行うことを”アセスメント”と呼ぶことがありますが、
この言葉はassessmentがそのまま使われています。
◆evaluation
動詞形のevaluateの意味から、ある基準をもとに下した「評価」という意味合いになります。
広義的に感じられるかもしれませんが、evaluationの場合、最終的な評価、といった意味合いを持った場面で使われることが多いです。
会社などで使われる最終人事評価、学校で使われる学期末の最終評価などがこれに当たります。
絶対にこの場面ではこの表現を使わなければいけない、といった決まりがあるわけではありませんが、
ネイティブの方は場面によって使い分けています。
また、海外においては「assessment」の方がよりカジュアルに使われることが多いようです。
その他の「評価」を表す表現
他にも「valuation」や「opinion」などの言葉も「評価」という意味を持っています。
valuationは金額的な要素を含んだ、「(専門家による金銭的な)評価」といった意味になります。
opinionは意見という意味合いを持つことからも推測されるように、
「(他者から下された)評価」といった意味になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は使い分けで混乱することの多い「assessment」と「evaluation」の二つとその動詞の形を紹介しました。
日本語では「評価」という一つの言葉で表すことができますが、
英語においては場面に応じて使い分けが必要ですね。
使うときには適した言葉を使っているか、ぜひ確認してみてください。