単に英語を「読む・聞く」だけのインプット方法は意味がない?

 

 

第二言語の習得においては、大量のインプット(読むこと、聞くこと)を行うことが大切ということは英語学習をされる方であれば聞いたこともあるのではないでしょうか。そこで、今回はインプット(読むこと、聞くこと)の効果を高めるために必要不可欠なポイントをご紹介したいと思います。

 

大量のインプットが重要ですが、正しいインプット方法を行うことでその効果は発揮できます。学習の効果をきちんと発揮するためには、単に英文を読み流し・聞き流しをするだけではなく、きちんと内容理解を伴ったインプット活動を行う必要があります (Krashen, 1985)。

内容理解を伴わないインプット活動では、英語を読んだり聞いたりしたあとに頭の中で意味を処理するということまでが行われないため、全く意味を理解できない英文に触れるのと同じことになり、学習上の効果は薄いです。

学習の際は、自分が理解できるレベルのものより少し難しいくらいのものに取り組むようにしましょう。

音読やシャドーイングなどのトレーニングを行う際も、必ず英文の内容をしっかり理解したうえで、頭の中で意味を考えながら取り組むように心がけてみてください。

意味処理のプロセスまでたどり着く必要があるため、きちんと内容理解を伴ったインプット(聞くこと・読むこと)を行うことが重要です。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?多くの人はインプット量を重視せず、量が足りていない傾向があります。今回は第二言語習得の観点から考える「インプット」の重要性と、効果的なインプットのトレーニング方法についてご紹介しました。読むこと、聞くことを実践する際には必ず意味への意識を忘れずに学習していきましょう。

 

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